2024年3月17日

< 第1002話 東日本大震災 訪問記 >

こんばんは♪

先週の11日、日帰りで東北に行って来ました。

コロナの期間を除き、ほとんど毎年にように行かせてもらっています。

誰かに頼まれたわけではなく、言わば、個人の趣味のような感じとも言えますが。。。

東北の地に足を運び、未曾有の震災の爪痕を体験することは、とても大切なように思えています。

今年は、飛行機のチケットを検索したとき、たまたまJALのタイムセールの日でした。

こんな安いんだ!と思っただけで、コースを考えてから購入しようとおもったら

次の日には、セールが終わっており、値段が3倍近く高くなっていました。

それで、スカイマークにして、神戸→仙台とすると3月11日は、ほぼ満席。

今年は、どうしようかなぁとおもいましたが、何日かすると空席ができたので

購入しました

仙台空港に出発する前、レンタカー会社から連絡があり、無償でグレードアップしてくれるというありがたい話。

仙台空港で、車の手続きをしていると「啓空さん!」と昨年、ご縁のあったNさんが来てくれました。

昨年、お母さまを亡くされ、お辛い中でお仕事を頑張っておられたNさんに再会できて、うれしくおもい、車を走らせたあとに、Nさんが、グレードアップの手続きをしてくれたんだと気づき、感謝しました。

晴れわたった仙台の空、遙かの山々には、雪を冠し、空港の近くに公園墓地が増えていました。

今年は、一路、岩手県陸前高田市の奇跡の一本松へ。

そこは、どちらかというと観光客(私もですが、)が多かったです。

そこで、祈り、南三陸町へ。

ちょうど、14時半すぎに、到着。高台にある大雄寺の墓地から、三陸の海を眺めるところには、多くの方々が手を合わせに出てきておられ、震災を告げるサイレンとともに、黙祷をささげました。

手持ちの線香50箱は、あっという間に無くなってしまいました。

そうして

大川小学校に、向かいました。

到着すると、僧侶の一団が!

よく見ると、どうやら、同じ浄土宗のような気がする。

と、思っていると、「お~~~!」と友人のTさんが、声を掛けてきてくれました。

なんという偶然!

大川小学校で、祈りを捧げ、立ち話をしていたので、すっかり身体は冷えてしまいました。

どこか簡単に入れる温泉があれば、いいのになぁとおもいつつ、夕方には、空港で追悼茶会を予定していたので、与えられた時間は、15分ほどしかなく、、、

とおもいつつ、車を走らせていると、道の駅と温泉がセットの場所があるではないですか。

温泉に入りたいけど、時間ないなぁとおもっていたら、隅っこに足湯!!無料!!!という看板。

すぐに靴を脱ぎ捨て、足を湯に。

生き返りました。

ありがたい計らいでした。

そうして、仙台空港に帰り着き、チェックインした後、U先生が用意してくださっていた会議室での茶会に行き、

亡き人々を偲びつつ、お茶をいただきました。

神戸空港に到着したのが、21時過ぎ。

お寺に帰着が22時。

長い一日でしたが、一日で、東北を体験できるという文明の力にも感謝しました。

まだ、もう少し寒い日が続きます。

どうぞ、お元気で!

ご機嫌よう。

けいくう

☆☆

ひらかば 散らぬ 永遠(とわ)の花 かおりも高く 咲きそむる 春まつ土の

 雪の下 のびる白根に 光 ふる

見る人もなき 岩かげに つつましく咲く ひな菊の 花 一輪に

 あめつちの 栄えあらわす 日本ばれ

                           (田中木叉上人道詠)