こんばんは
先週の「桜におもう」にたくさんの感想をいただきました。
ありがとうございました。
敷島の 大和心を 人 問はば 朝日に匂う 山桜花!
(本居宣長)
この歌に感動された方も多かったです。
(*^_^*)
今日は頂いた感想の一部を匿名にして皆さまにご覧いただきたいとおもいます。
☆Aさんより☆
けいくうさんへ
桜におもうこと…あります。
毎年この季節になると思いだすことがあります。
小学4年生の時、1~3年生まで同じクラスでしたが4年生でクラス替えがあり
仲良かった友達とは1人も同じクラスにならず寂しい新学期でした。
通学路に三角公園があり、桜がきれい。
学校帰り、毎日ベンチに座って桜を見ながらアルト笛を吹いていたら
同じクラスになった子が声かけてくれて…Mちゃん。
Mちゃんも友達いなくて寂しい話をしてくれて
それにお互いアルト笛が大好き!!
3年生の授業でならった歌を一緒に吹いて…息がぴったり合って嬉しかった。
桜の花がちらほら散ってて、「きれいやなぁ~」と笑い合ったあの日…。
Mちゃんとは6年生までずっと仲良しでした。
毎年、三角公園でアルト笛を吹いて楽しかった思いでです。
でも…中学生になってから、Mちゃんは別人になりました。
茶髪になって、たばこ吹かして…私と目があったらニコッとはしてくれましたが…。
同じクラスにもなれず…。すっと話がしたいと思ってましたが出来なくて…。
Mちゃん…どうしたのだろう…と心配でした。
高校生になって時々、通学電車で会うこともありうれしかったけど…。
話す機会もなく…と思ってるうちに、「Mちゃん学校退学になったらしいよ」と聞いて…。
シンナー吸ってて補導されたとかで。
それからどうしているかわからず年月が過ぎていきました。
桜を見るたびMちゃんを思いでしながら、看護学校に通っていたある日。
バスの中で「Aちゃん!全然変わってないなぁ~!制服着て~学生なん?」
よくよく見るとMちゃんでした。
凄く上等な洋服着てて、きらびやかでした。
ソープランドで働いてると…。
でも…痩せこけてて、眼の下が真っ黒で、まるで別人でした。
「そっかぁ~!看護学校に行ってんのかぁ~!看護婦になりたいって桜の木の下で行ってたの覚えてるで!頑張りなっ!!私はお金だけが頼りやから、手っ取り早く稼げるしごとして、お金持ちのパトロン見つけるために頑張るわ!!」と…。何にも言えなかった…。
「そんなん!!やめとき!!」となんであの時、言わなかったのか…バスで別れてからずっと後悔してました。
そらから1年後…Mちゃんが死んだと連絡が入り…。
シンナー中毒で警察と入退院を繰り返していたそうです。
身体が震えたあの日も桜がきれいな日でした。
三角公園でMちゃんに手を合わせました。
その三角公園、今はもうありません。
今日、けいくうさんのメルマガを読んで、Mちゃんに手を合わすことが出来ました。
ありがとうございます!!
☆ここまで☆
私も、今朝、Mちゃんに手を合わせました。(けいくう)
(>人<)
☆
ピン!と来る所があり、このメールをBさんに転送しました。
Bさんは、最愛の息子さんを交通事故で亡くされました。
詳細は、あまり申し上げられませんが、それはそれはおつらい日々を過ごされたのです。
涙なくしては語れませんしそのことをおもいだしますと昨日いただいたメールを
拝見しても涙がほろほろ流れます。
(;_;)
☆Bさんより☆
けいくうさん
こんばんは
メールありがとうございました。胸にじぃんときました。
お便りされたAさん 看護士になりたいという希望を叶えられて、きっと心のあったかい方でしょうね。 Mちゃん きっと一生懸命だったと思いますが、もし、生まれ変わりがあるなら、こんどは、もっと 沢山の人に愛されて、愛して、自分のことが大好きになるまで、長生きしてほしいです。
私は当時、ショックで、息子の火葬場には行きませんでしたが、待合室に桜の花びらが、はらはらと舞い込んできてた事を聞いてから、桜に嫌悪感を持つようになっていました。 数年して、キュブラー・ロスのLDTワークショップを受けました。
その後の桜の時期に頂いた けいくうさんからのお便りには「桜は、その場を動かず、雪の日も雨の日も台風の時も、じっと耐えて季節が巡ってくれば、素直に美しい花を咲かしてくれる」といった自然の素晴らしさ、美しさを書いてありました。それから、たくましさ や 素直さ等、自然に教えられることをいっぱい気付かせてもらうようになりました。
今年は桜のアーチの下を、有り難うございます と独り言を言いながら歩いてました。
毎年の桜は変わらないのに、心の状態で、映り方は どの様にも見えますね。
有り難うございました。
☆ここまで☆
先日、ご法事でこの話を紹介していましたら本当に涙が止まりませんでした。
(;_;)
Bさん、よかったですね。
∈^0^∋
☆Cさんより☆
19**年4月7日
父が肝臓ガンで亡くなりました。前年の入院した病院の父の病室からもさくらがきれいでした。8日が葬儀、お花祭りの日でした。
さくらの花散る花吹雪の中を火葬場へ。父がこの世でガンバった最後のはなむけのような気がして、悲しい気持ちより、ご苦労さま、私たち、姉弟もあなたのように、人に尽くす人生を送ります、と思った事を思い出しました。参列者の方々も、父の人柄を死に様が生き様だねぇ~と云われてました。
さくらをみる度、あの日の事を思い出し、今年一年ガンバろうと思ってます。
☆ここまで☆
さくらを見てお父さまをおもい一年一年頑張っておられるCさんにエールを贈ります。
p(^_^)q
がんばってください。
☆
もし仏さまがアナタに一人で生きていける「強さ」か人に優しくできる「弱さ」を
下さるとしたらどちらを選びますか?
「弱さ」は時として迷いを呼び劣等感を抱き投げやりな気持ちにさせるもの。
弱いから、傷つき、痛みを感じる。
しかし、自分が痛みを感じたから隣人(ひと)の痛みがわかるようになる。
自分が強いとき、その強さを誇示しないのもやさしさですが…
人の痛みを感じて、涙を流してハグしあえる時
心と心が通じ合い
心に抱えていたものが溶けだして涙となる!
その涙は、人生の宝ものだとおもうのです。
弱いから助け合える、笑いあえる、手を取り合える、心と心が通じあえる
そして桜のように一つひとつの花びらは小さくともそれぞれが精一杯輝いて全体ですばらしい調和をとって気品をかもしだし大きな感動を人びとに与える存在になれる。
なんて、すばらしことでしょう。
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今週もご機嫌よう。
けいくう
☆☆☆
広大無辺の みちからに みちびかれゆく 我なれど
弱き心の 悲しさに つまずきころび 日をおくる
力なき身を 投げ出して まもるミオヤを 念ずれば
久遠大悲の みちからが わが身心に みちわたる
(田中木叉上人道詠)
(この文章は2012年4月29日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)