2024年2月18日

<再配信版 第42話 根っこ大事>

こんばんは♪

寒かったり温かったりなんとも不思議な気候です。

今日は晴れなのに小雨が降ったりしていました。

先週の日曜日通照院の涅槃法要でした。

お昼前に役員のMさまが私のところに来られて

本堂のトイレが使用できません。

お昼休みの前に皆さまにお伝え下さい、とのこと。

本堂に3つトイレがあるのですがそのうち2つは使用禁止!

法要で多くの方がお参りに来られているのにご迷惑をおかけして申し訳ないとおもいつつ参詣の方にお伝えしました。

なんとか協力していただいてその法要が終わり翌日は祝日でしたから火曜日早速、業者に来て頂き調べてもらいました。

そうしたらなんと下水管の中に木の根が入り込み管いっぱいに根が巡らされ流れなくなっていました。

これでは住職、トイレが流れませんよ!

と木の根を取り除いてくださいました。

しかしながら、そのことを聞きましてすごいなぁ~と感動しまいた。

木の生命力というか、いのちのたくましさ・躍動感にです。

表面では何も無いような顔をしていても根は一生懸命水分・養分をもとめて伸ばし続けている。

いのちってすごいなぁ~と思いませんか?

いのちがある以上

伸び続けていくのが生きているということ。

目に見える部分が成長するとわかりやすいですが

目に見えない部分の成長も土台を支える上では必要なこと。

いのちの根を伸ばしていくといつかはそのいのちの根源にたどり着きます。

いのちの根源をアミターといい阿弥陀さまの世界です。

落ち込んでいる時

辛い時

悲しい時

寂しい時

そんな時にこそ祈りましょう。

いのちの根は根源に向かって確実に伸びていきます。

そうした根に支えられて地面に足をふんばって笑顔で生きていきたいです。

寒い風が、吹いても冷たい雨が降ってきても

根っこがあれば大丈夫!

根っこさんありがとう!

今週もお元気で。

けいくう

☆☆

光さし 見なおす意味に わく歓喜 打ちかつ不幸ぞ 幸福のもと

寒中を 咲きし花なり まずしくも 思え幾朝 堪えし霜雪

                         (田中木叉上人道詠)

(この文章は2019年2月17日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)