2024年1月21日

<再配信版 第39話 幼稚園で学んだけど>

こんばんは♪

週末は、寒さもやわらぎ、時折、春の陽射し、春の風を感じました。

見えないけど寒い中から春はやってきていますね。

(*^_^*)

今日、紹介するのはR・フルガムさんの『人生に必要な知恵は すべて 幼稚園の砂場で学んだ』 です。

人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。

人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだろうか。

何でもみんなで分け合うこと。

ずるをしないこと。

人をぶたないこと。

使ったものはかならずもとのところに戻すこと。

ちらかしたら自分で後片付けをすること。

人のものに手を出さないこと。

誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。

食事の前には手を洗うこと。

トイレに言ったらちゃんと水を流すこと。

焼きたてのクッキーと冷たいミルクは身体にいい。

釣り合いのとれた生活をすることーー毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと。

毎日かならず昼寝をすること。

おもてに出るときは車に気を付け、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。

不思議だなぁと思う気持ちを大切にすること。

発砲スチロールのカップにまいた小さな種のことを忘れないように。

種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。

どうしてそんなことが起きるのか、本当のところは誰も知らない。

でも人間だって同じ。

金魚もハムスターも、二十日鼠も、発砲スチロールのカップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。

人間も死から逃れることはできない。

ディックとジェーンを主人公にした子供の本で最初に覚えた言葉を思いだそう。

何よりも大切な意味を持つ言葉。「みてごらん」

        

これ、国単位で考えてみるとどうでしょう。

自分の国にしてほしいことを他国にする。

政府は、自国が使ったものは、きちんと片付ける。

表にでたら、手を繋ぐ!

分かち合う!

政府の人は、世の大人は、わたしたちは、幼稚園で何を学んだのでしょう。

(>_<)

幼稚園は簡単な教えだから価値が無くて、大学院は高等な教えだから、最高!

とは、言えません。

大切なのは知識をつめこむことではなく、知恵を得て日常生活に実践できること。

お念仏もただお称えるだけでなく、日常生活に落とし込んでくること。

そして、目の前にいる人を笑顔に!

さらに自分も微笑む!

今週もお元気で!

けいくう

☆☆

乱れざる 一心 凝りて 感性も 理性も眠り 光る霊性

この心 身の内のみか 満天地 みる所に みる心かも

                        (田中木叉上人道詠)