2024年1月7日

<再配信版 第37話 初夢・初笑>

2024年、元旦に「初春のおよろこびを申し上げます。」と書いていると夕方に、大きな地震が発生。

能登半島の震災でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りし

被災されている方へ、お見舞い申し上げます。

「初夢」

1.新年にはじめて見る夢。

2.元旦から2日かけて見る夢。

3.2日から3日にかけて見る夢。

吉兆としての 一富士二鷹三茄子

ブジに志タカくことをナスなどいろいろ言われていますが

どんな夢を見るのでしょう。

(*^_^*)

夜の夢は選択できませんが、

昼の夢は自分で描くことができます。

さて、今年はどんな夢に向かって歩いて行かれますか?

「初笑」 笑っていますか?

笑うという漢字の「夭」(よう)は巫女さんが神さまの前で舞いを待っている姿から来ています。

「竹」冠は巫女の踊る手を表しています。

つまり笑うは神さまの前で舞いを奉納し楽しんでもらうことです。

ですから神さま仏さまに礼拝することも「笑う」ことになります。

仏さまの前で「あ~幸せ!」って祈りを捧げるとき口元が柔らかくほころびます。

それが蕾から花びらが開く「咲く」になりました。

「笑う」と「咲く」は旧態字は同じです。

お釈迦さまがサトリを開かれて後伝道の旅に出られますが歩かれた跡足跡から花が咲きほこった」という話があります。

「リトル・ブッダ」という映画をご覧になってみてください。

これは赤ちゃんがニコッと微笑むとどんな人でも微笑み返すように

お釈迦さまと出会った後は爽やかな風が吹き気持ちが優しくなって自然と頬がゆるんだことを表しています。

出会った人が、笑顔になっていく。

仏道を歩むとは、自分と出会った人が笑顔になっていくこと。

自分も微笑み、相手も微笑む。

そんな一年を過ごしていきたいです。

まずは仏さまに手を合わすことから。

(^人^)

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

手を合わせて 心の花 咲かせましょう!

皆さまにとりまして 良き一年となりますように 心から祈念いたします。

けいくう

☆☆

濁りにいでて いさぎよく 咲ける蓮(はちす)の 香りこそ

         聖(きよ)き光に 開かれし 人の心の花ならめ

茜さすてふ 朝日かげ 見るも まばゆく輝くは 

         聖(きよ)き光に 照らされし 人の心の花ならめ

                          (弁栄聖者「清浄光」)

(この文章は2011年1月2日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)