2023年11月26日

<再配信版 第31話  太陽の子ども達 >

こんばんは♪

先日(2010年11月19日のことです)

モンゴルの子ども達の歌や踊り、演奏を聴きに大阪中央公会堂に行きました。

どの子もキラキラと輝き、とても素晴らしい演技でした。

(*^_^*)

「太陽の子ども達」と名付けられた保育施設に預けられる子ども達は親から虐待されたり、親が十分な環境を持っていない子ども達です。

実際、レポーターが、家庭訪問をした映像が紹介されたのですが、ゴミ捨て場に毛布がひいてあるというだけの家でした。

一時期、マンホールチルドレンとテレビでも紹介されましたが、日本では考えられない状況です。

その子ども達を預かるエルデネ・チュルーン先生のお話。

どの子も入所当初は、悪いことばかりする。

それはそうでしょう。盗みをしないと生きられない。人をだまさないと生きられない。

そうした環境で育ってきましたから身についてしまっています。

その都度エルデネ先生は、子どもに「私はアナタが好きですよ!私はアナタを決して見捨てないし、アナタは私たちの家族です!」と愛を注ぎ続けるそうです。

1回や2回ではありません。

三ヶ月から半年ぐらい!ずっとずっとです。それほど子どもが受けた心の傷は深く大きい。

それにしても「なんと女性はすごいのだろう!」とおもいました。

☆☆

そうしていると、子どもがエルデネ先生に心を開いて自分が受け入れられていることを感じる日がやってきます。

その時にエルデネ先生はその子を真ん中に座らせて施設の子ども達、職員で周りを囲んでその子がした悪事で、どれだけ迷惑したかを指摘するのです。

するとその翌日から子どもは、ガラッと変わってピタッと悪事をしなくなるそうです。

そして私は、歌手になりたい!とか心理療法士になりたい!医者になりたい!など

目標を決めてキラキラと輝き出す。

・:*:・`☆・:*

エルデネ先生は、施設の運営資金を援助してもらうために毎年のように日本に来られては里親と縁を結んでおられますが、その来日舞台のために子ども達は毎日、毎日10時間以上も練習を重ねるそうです。

舞台が、見事なはずですね。

(*^_^*)

人は、大きな愛に包まれて認められて、はじめて安心できるもの。

だいじょうぶ

だいじょうぶ

と、言ってくださる方が居る人は「だいじょうぶ」

(*^_^*)

イキイキと生きておられると思います。

誰もいってくれない!という人。よぅく耳を澄ますと心臓の音が聞こえませんか?

その音は仏さまが「大丈夫!だいじょうぶ!」と、言ってくださっている音ですよ!

聞こえていなければ、深呼吸して自分の胸に手を当てて感じましょう!

アナタの鼓動を!

生かされている確かな鼓動を感じ「だいじょうぶの花」を咲かせましょう!

けいくう

☆☆

「だいじょうぶの花」

いつの日か

やさしさをなくしてしまっても 

だいじょうぶ

人のやさしさを感じるための心の痛み

いつの日か

生きることに疲れてしまっても 

だいじょうぶ

本当の自分を見つめるための心の痛み

いいことも悪いこともたくさんあったけれど

すべてはきらめく宝物

やがて

紫色のつぼみが開きだすように

本当のあなたが開きだす

あなたのなかのやさしいつぼみが花開くと

世界中にだいじょうぶの花が咲くのです

地球のどこかで人が幸せになることは

あなたが幸せだからです

地球のどこかで人が楽しく笑うのは

あなたが心から笑ったからです

だいじょうぶ

だいじょうぶ

だいじょうぶの花を

咲かせましょう

つぼみが空に向かって開くように

あなたも希望に向かって開きましょう

世界がひとつになるように

これからはじまる新しい地球へと

あなたがだいじょうぶの花を咲かせましょう

詩/嶋田 旺子(一般社団法人 日本だいじょうぶ普及協会 副理事長)

心おちつく み名の奥 見つつ聞きつつ 見ず聞かず 

          三千世界遠のいて ただ大ミオヤ ただお慈悲

                          (田中木叉上人道詠)

(この文章は2010年11月28日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)