2023年11月19日

<再配信版 第30話 初導師 >

こんばんは♪

立冬をすぎて、急に気温が下がり、冷たい風を吹くようになりました。
皆さま、いかがお過ごしですか?


今日は

通照院の五大法要(涅槃・春彼岸・お盆・秋彼岸・十夜)の

最後 「お十夜法要」でした。

この法要が終わると一年ここまで無事に過ごせた感謝がわき上がってきます。

今朝は、朝から青空が広がり気持ち良くおつとめさせていただきました。

先週水曜日の朝、弟子のK尼から電話がありました。

K尼はお寺の仕事の他に整体の仕事もしているのですが

施術をしているFさんの義父さまがお亡くなりになった、と。

そして義母さまは簡単に「直葬」で、済ますとお考えですが

FさんはK尼にお経を唱えて欲しい、とのこと。

で、どうすればいいか、という相談を受けました。

それでF家に連絡してFさんのご主人(喪主のご子息さん)とお話をしまして

金銭的に厳しいなら神戸市規格葬儀があるのでそれを利用して通照院で葬儀をしたらいかがでしょうか?

と提案しました。

そうしたら掛け金をかけている業者があるからそこにまず相談してみます、と。

そうですか。

協力できることは協力しますよ!と電話を切りました。

しばらくして電話がかかり通照院でお願いしたい、と。

そこで業者を紹介し当院で葬儀をすることになりました。

翌日は神戸市外国語大学の学生をお寺に招いての写経会と精進料理の日でした。

その写経会にF家の皆さまにも参加していただき

その夜、お通夜。

その晩はご家族そろってお寺に泊まられ

翌朝の勤行(ごんぎょう)に皆さま参加されました。

念仏と法話

そして葬儀。

この葬儀は弟子のK尼にとっても僧侶の資格をとって初めての導師。

今までは私の後ろで研修( -人- )

あたたかく見守りました。

K尼本人はすごいプレッシャーだったとおもいます。

偶然は重なるもので葬儀の日はご詠歌の稽古日でもありましたので

葬儀式が終わりご出棺の時には詠唱部の方がご詠歌を歌ってお見送りくださいました。

火葬場で荼毘(だび)にふし

再度、お寺で骨上げ法要と初七日法要!

すべて滞りなく、終了しました。

(*^_^*)

F家の喪主さま、義理のお母さまはこの一連のお寺での行事(写経・精進料理・通夜・朝勤行・葬儀・ご詠歌・初七日)に大層感激され

これからもここでいろいろ学びたいです、と

すごくいい顔でお帰りになりました。

義母さまだけでなくF家の方・親戚の方、皆さま本当に、いい顔でした。

仏さまのお導き

念仏の功徳

K尼の真摯な態度

こころのこもった読経

お寺のバックアップ

すべてが整うと

お寺さんなんか要らないと当初、仰っていた方が

別人のようになられたことに、チームワークのすごさ祈りの尊さを感じました。

( -人- )

これからもこういうご縁を結んでいけるよう精進していきます。

( -人- ) ( -人- )

朝晩冷えてきました。

どうぞご自愛ください。

ご機嫌よう

けいくう

☆☆

成り行きに 苦楽は任せ いさぎよく つとめて帰る 華のふるさと

あてにせし 日の夢いずこ かくてこそ たよりて強き みちびきの手

                           (田中木叉上人道詠)

☆追伸☆

K尼さん本当におつかれさまでした。

(*^_^*)

これから皆さまにもっともっと喜んで頂けるようビシビシ鍛えます!

(+_+)

私もさらに精進しますが、、、

どうぞ精進してくださいませ。

( -人- )

と、言ってからもう5年が経ちました。

K尼も今ではスッカリ、葬儀も板について、落ち着いておつとめできるようになりました。皆さまのおかげです。

お礼申し上げます。

( -人- )

けいくう

☆おまけ☆

今年の話ですよ~~!

2023年11月23日(木) 祝日 勤労感謝の日

15時半すぎ京都・金剛能楽堂で

舞囃子「碇潜(いかりかづき)」を舞います。

お時間ある方は、秋の京都の紅葉狩りを兼ねて、舞の鑑賞もしてください。

(*^_^*)

入場無料・予約不要・チケットなし。どなたでもおこし頂けます。

(この文章は2018年11月18日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)