2023年7月9日

<再配信版 第11話 まぁるくいこう>

こんばんは♪

湿度と温度が高くて、だるくなっている方もあるかも。

どうぞご自愛ください。

☆☆

最近は、宗派の垣根が低くなっているようにおもいます。

昨日のご法事のご家族も、もともと浄土真宗の方でした。

同じナムアミダブツ・お念仏です。

ご家族から「浄土宗のお念仏と浄土真宗のお念仏はどう違うのですか?」と質問がありました。

私は「同じです」と。

(*^_^*)

お念仏は同じなのですが

その中身を違う方向から、見ているのではないでしょうか。

ひろさちや氏は

浄土宗は請求書の念仏で、浄土真宗は領収書の念仏だと説明されていました。

???

   ですか?

(*^_^*)

浄土宗は

お念仏をしましたから、「どうぞ仏さま、私をお救いください!臨終の時は来迎して

お浄土へお連れください!」と仏さまに「請求書」を出す。

浄土真宗は

この罪悪深重の(どうしようもない)私の口からお念仏が出るということは、もうすでに阿弥陀さまがお救いいただいてる証拠!

「仏さま、ありがとうございます!」と「領収書」を渡す。

という違いがあるというのですが

皆さま、どうですか?

お念仏をしていると、その両方の面があります。

あるときは、こんなに幸せで、ありがたくて、もったいなくて、感謝しています!

というおもいで念仏していることもあれば

悲しくて、ツラクテ、なんとかしてください!助けて下さい!というおもいで、念仏している時もあります。

そのどちらかの面を強調して、その宗派の特徴を出そうとしているのでしょうか?

同じお念仏なのに。。。

面白いですね。

☆☆

違いを強調すれば「角が立ちます!」

そうすると争いが起こります!

面白くありません。

(;_;)

何ごとも「丸くおさめる」のがいいですね。

「円くおさめる」と書く方が相応しいとおもいますが。

(>_<)

「円満」から 来ていますから。

月が円かに満ちて完全なサトリの世界になる。

穏やかな調和のとれた世界になる。

まるい顔、ふくよかな顔になる。

f^_^;)

おおらかな気持ちで、楽しくいきましょう!

夏を象徴する大きな積乱雲は入道雲ともいいます。

入道とは、仏道に入ること。

お坊さんになると髪の毛を剃ってまぁるい頭になりますからね。。。

角が立ったまま無理やりおさめることを「枠にはめる」といいます。

窮屈に感じますよね。

まるくおさまると、おさまると書きますが、何か無限に広がるようなイメージがあります。

カベに当たって、くじけそうになったとき

夏の暑さに負けそうになったとき

私の、まぁるい頭を撫でに来て下さい。

(*^_^*)

まぁるい頭を撫でて、仏さまのお顔を拝して、お茶で一服なさられると

きっと問題もまるくおさまりますよ。

(*^_^*)

今週も、お元気で!

ご機嫌よう。

けいくう

☆☆

うなさるる 悪夢の人を 揺りもせで 雲 金銀の 月みるは誰

おもわれて おもうゆかしき 法悦に 悪もにくめぬ なごやかさかな

                         (田中木叉上人道詠)

(この文章は2018年7月1日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)

今日(2023年7月9日)の通照院文化部さわやかクラブ主催

「在宅医療の現状 ~最期の時まで家で暮らしたい~」

講師:訪問看護師 小野律子さん

この話はとてもよかったです。

今日から2週間下記URLから

資料と音声をダウンロードしていただけます。

よろしければ

お聴きください。

https://49.gigafile.nu/0723-739dfc5258615f573554fe8bccc7b29e