こんばんは♪
今日も通夜があり、配信が遅くなりましたこと
懺悔(さんげ)いたします。
申し訳ございません。
(m_m)
☆☆
今日は
一年の納めの写経会でした。
さきほども皆さまに謝りましたが、その懺悔について、お話をしました。
さて、
一年を振り返って、懺悔することはありますか?
懺悔(さんげ)とは
身体を使って行ったこと、作った罪。
口をついて出た言葉、人を傷つけた言葉、会話。
心におもったこと。→これ、ヤバイですよね。決して、人には言えないことも、おもってしまいますから。
その一切の罪や過失を、仏さまの前にさらけだして
罪のゆるしを請うことです。
では
どうして
懺悔が大切なのでしょうか?
振り返らないと
自分には、非がない、罪がないとおもっていても
もしかしたら、、、
に、気づかないからです。
例えば
あまり掃除の経験のない方が
お寺の掃除を手伝ってくれたとします。
汗をカキカキ、一生懸命、力を込めて、拭き掃除をしてくれました。
ありがとう!
と
感謝の言葉を述べましたが、
彼のした仕事を見ると、すべてやり直さなくてはいけませんでした。
どうしてでしょうか?
彼は、彼なりに一生懸命、拭き掃除をしてくれたので、
本人は、今日はよく仕事をした。 満足!という顔をしています。
拭き掃除で、大切なポイントを話さなかった私が悪いのですが、、、
そのポイントとは
「雑巾をこまめに、洗うこと。同じ面では、拭かないこと」
です。
せっかく拭き掃除をしても
汚い面で、拭くと反って、汚れを押し付けて、汚してしまうのです。
(-_-;)
キレイ面で、サッと拭いて、面を変えて、次を拭く。
そうしないと、拭き取った汚れを付けてしまう。
拭き掃除のポイントは、雑巾をこまめに洗って、汚れた面では、拭かないこと。
そうでないと
自分自身は、善いことをした!
と
おもっていても
心が汚れていれば
相手の為といいつつ
自己満足に陥ってしまうことがあるということです。
純粋に相手の為に
何かをさせてもらう!
人に喜んでもらう!
その為に、懺悔して、心の汚れを仏さまにキレイにしてもらって
何かことにあたりましょう。
☆☆
もう一つ、懺悔すると
今まで作った罪への、ゆるしを請うとは違って
本当は、しなければいけなかったことを
(さぼったりして)しなかったことにも気づけます。
感謝しなければならなかったのに、ありがとう!と言えなかった、、、。
あやまらなければ、ならなかったのに、すいません!とあやまれなかった、、、。
手を差し出した方がよかったのに、見て見ぬふりをしてしまった、、、。
☆
作った罪にも、為すべきことを怠ったことにも
懺悔して、気持ちよく、今年も終えるようにしましょう!
寒くなってきます。
お身体、お気を付け下さい。
ご機嫌よう!
けいくう
☆☆
勧むるぞ 真の報恩 無効(むだ)ながら 無資格ながら 我は忘れて
我が因と 他の縁の撚(よ)る 幸不幸 いづれも奥に 帰趣のみちびき
罪の我 捨てず身に添う み親にぞ 叱らるるかな 護らるるかな
(田中木叉上人道詠)