こんばんは♪
夏休みも終盤にさしかかりました。
いかがお過ごしですか?
夏祭り・打ち上げ花火、今年は行われたのでしょうか?
お祭りや花火、いいですよね。
だけど、毎日毎日、行われていると、どうでしょう???
年に1回のイベントだから、浴衣着て、楽しもう!ってなるとおもいます。
ずっと思っていなくても、年に1回ぐらいは思いだして、
そうそう!と思うことはありませんか?
法然上人ご法語に
「ある時には、世間の無常なる事を、おもひて、此の世の、いくほどなき事をしれ。
ある時には、仏の本願を、おもひて、かならず、むかへ給へと申せ。
ある時には、人身の、うけがたき、ことわりを、おもひて、このたび、むなしく、やまん事を、かなしめ。
ある時は、あひがたき、仏法にあへり。このたび、出離の業を、うえずば、いつをか、期すべきと、おもふべき也。
ある時には、わが身の、宿善を、よろこぶべし。」
「ある時には」が並んでいますが
それは一年に一回ぐらいでしょうか?
久しぶりの友人に会った時、大切な人と別れた時、おもいがけないものが手に入ったとき、何かを無くした時、病気になった時などなど、、、
人生で大きな変化があった時が「ある時」でしょうか?
そうおもうと
いろいろな「ある時」がありますね。
ある時には、、、
あっと気がついた時には
今までの自分の生き方を見なおし、仏さまを向いているかを確認してみましょう。
そんな大げさなことでなくても、
あっと気がついた時には
「部屋を掃除する」でもいいとおもいます。
自分に起こってくる
「ある時」は、チャンスです。
「ある時」を楽しみましょう!
そうすると、その感覚が短くなっていって、
仏さまに護られているオモイが強くなり
感謝と喜びが増えてくるとおもいます。
「ある時」とは、
それは、「ずっと」とか「いつも」ではないんです。
ずっと思っておきなさい。
いつも思っておきなさい。
では、楽しくないですよね。
「ある時には」と言われる、そこに法然上人のやさしさを感じます。
ある時には、我が身の宿善をよろこびましょう!
今週も
お元気で!
けいくう
☆☆
会う時が さむる時なる 浅き夢 有為の奥山 この山こえて
乗せられし 弘誓の舟に三昧の 月見る窓を あけん秋の夜
(田中木叉上人道詠)