2022年5月22日

<第952話 ぬいぐるみの国>

こんばんは♪

今日は、いいお天気でした。

一週間が早いです。

アッという間に、日曜日がきます。

(>_<)

昨日・今日と

お葬儀が続き

土日で予定していたご法事

今朝の念仏会と

たくさん、たくさん、おつとめさせていただきました。

今日の葬儀のあと

初七日をおつとめした時に

「亡くなった、おばあちゃんは、どこにいったのだろうね?」

お孫さんや、曾孫ちゃんに

きいてみたら

「天国」、「お空の上」とか言っていくれていて

ある20代の女の子が

「ぬいぐるみの国」!と

言ってくれました。

なかなか

ホッコリする答えで

うれしくなりました。

一日の疲れも癒された気分です。

死後の世界に

温かい良いイメージを持つと言うことも

大切です。

(*^_^*)

昔の人はね、人は亡くなったら「お星さま」になるんだよ!

言ったら

小学5年生の曾孫くんが、

「膝を叩いて、そう!そういうわ!」

言ってくれました。

(>_<)

親は、子をおもう。

もちろん、子も親をおもうけど、、、

子がおもうのは。自分の都合のよい時だけ、、、

だけど、親は子どものことを

ずっと思い続けてくれる。

それは、たとえ亡くなってからでも、、、

おもってくれる。

そうしたおもいが

「亡くなったら、お星さま」になったんだとおもいます。

先立ちし人は、見守って下さっている。

それは、私も強く感じます。

あの女の子にとっては、おばあちゃんはぬいぐるみになって、触れることで安心感を与えてもらっているのでしょう。

いずれにせよ、

感謝・感謝です。

亡き人への感謝を表すのに

「法事」を営みます。

ある方から、コロナ禍で、命日から遅れてしまうけど

○月○日は、よろしいでしょうか?

と、質問がありました。

私の答えは、「大丈夫です。どうぞ命日から遅れても、法事を予定してください」

です。

なぜ遅れてもいいのか?

法事の意味を考えれば、その答えは出てくるようにおもいます。

法事、なんの為にするの?

法事には、次の三つの意味があります。

1.法要:勤行、故人へのおつとめ。故人への想いを新たにし、今の状況を報告して、感謝すること。

2.法話:いのちの大切さや普段の生活を省みて生活の指針となる話をさせていただき、こころ豊かな人生を歩めるように考えて頂く時間。

3.法楽:同席した人が、法要の席や、食事を共にして、血縁の不思議さを体感し、日頃のご無沙汰の埋め合わせをする。親戚の親交を深める場を作る。

1.の法要だけは、故人に対し、「遅くなりまして、申し訳ございません。」と謝ればいいとおもいます。

2.3.に関しては、皆さまのタイミングが合うときに、すればいいとおもいます。

時には、先立ちし方々のことをおもい、今の自分を育てて下さったご恩に、感謝し、自分の生活を見つめ直し、自分が旅立った後、笑顔で、愛する人たちと再会できるように、日々を暮らしていきましょう。

(*^_^*)

どうぞ、健やかな日々を!

ご機嫌よう。

けいくう

☆☆

  つみの我 捨てず身に添う み親にぞ 叱らるるかな 護らるるかな

  あいたさに こがるるおもい 知ろしめし かなえて給え このあいたさを

                        (田中木叉上人道詠)