2022年1月9日

<第933話 シンプルに美しく>

こんばんは♪

今日も通夜式があり

また、その後も開眼供養のおつとめがありまして

お寺に帰ったのが21時前でした。

配信が遅くなりまして、申しわけございません。

年末から、葬儀が続いています。

( -人- )

☆☆

兵庫県の北部、養父市(やぶし)に

天滝というすばらしい滝があります。

車を止めるところから、1.5kmぐらい小一時間かけて

歩いて行かないとたどり着けないところですが、、、

その道々にも、小川があり、滝があり、楽しめます。

その天滝、、、

すばらしいです。

何が?

それは、言葉では書ききれませんし、画像を見ても、やはり十分に感じられないです。

興味があれば、現地に足を運んでみてください。

ただし、足の悪い方、普段歩いていない方は、前述の理由からちょっと厳しいかもです。

天滝にかぎらず、滝って、好きな方おおいですよね。

ただ水が上から下に落ちるのを見ているだけなのですが、、、

大自然の中に美しさがある。

自然の理に叶うものには美しさがある。

日の出も、冬の空も、夕景も、星空も、雪が降るのにも、見とれてしまいます。

滝の水は

ただ上から下に流れるだけ。。。

とてもシンプルです。

ですが、その中に、自然の力に対する畏怖の念があれば

いのちの躍動を感じて

美しいと感じる。

剣道でも、立ち姿の美しい人は、強いです。

剣道に限らず、立っている姿が美しいと、

あっ! この人すごいなぁ!とすぐわかります。

ムダがない立ち姿、動き、そこに美しさが溢れ出てくる。

このムダが、ワガママ、エゴと言えるかもしれません。

人からスゴイと言われたい!

そういったおもいが、無駄な動きになったり、スムーズさを失わせたりする。

自然体!

ただ、あるだけ。

ただ、立っているだけ。

だけど、そこに理にかなったものがあれば、美しくなる。

上から下へというのか

下から上へというのか

その流れがあれば、美しいと感じるのか。

何にせよ、

青々と茂った葉が秋には紅葉し、冬に枯木になる。

しかし、春になると、また、新芽が出てくる。

その大自然の力に、いのちの不思議に、畏怖の念を感じいるところから

美しさはうまれてくるのかもしれない。

自分のエゴのメガネで、見てしまうと濁って見える世界も

そのメガネを外して見ることが出来れば、世界は輝いて見えるのだとおもう。

今年は、

今年も

自分のわがままに、向き合って過ごしていきます。

南無阿弥陀仏            けいくう

☆☆

くせずきし 心のしばり いつ解けん 我と我が気を もてあます我

見にくさよ 我が足跡の 雪の泥 またふり埋めよ 銀閣の庭

                   (田中木叉上人道詠)