こんにちは
授記(じゅき)というのは、予言することです。
例えば、弥勒菩薩は、来世で仏になると予言されている。
これを記を授けるという。
しかし、お釈迦さまが記を授けるのにも、いろいろ問題があった。
釈迦族出身の男に、サラカーニという飲んだくれの男がいた。
このサラカーニが死ぬ時、お釈迦さまが彼の家に行き、耳元で何か言われた、帰られた。
その後、サラカーニは、旅立った。
お釈迦さまが「サラカーニは、来世で仏になる」と言われたらしいとわかると
騒ぎになった。
いつも飲んだくれているあの男が仏になるのなら、誰でもなれるのではないか。
困ったのは、釈迦族の指導者マハーナーマで、お釈迦さまのところに言って収拾を頼みます。そこで、お釈迦さまは、大勢の信者を集めて話されました。
「あの男はたしかに飲んだくれであった。しかし、長い間、仏を信じ、法を信じ、教団を信じてきた男である。そして最後に、自分は信仰という世界では、何も間違ったことをしていないと、私に言った。それでわたくしは、あなたは天に行くと告げたのだ」。
それで騒ぎは、治りました。
お釈迦さまは、飲んだくれの男の中の正直さ、素直さ、魂の美しさをご覧になっていたのです。
お釈迦さまの言葉だから、皆は納得する。
すると次には、自分も「おまえも心配することはない」と言ってもらいたくなる。
実際、多くの方に死ぬ前におっしゃったようだ。
これが、引導(いんどう)です。
引導は、死後ではなく、死ぬ前に渡すもの。
そうして、心を定めて旅立つから、迷うことなく極楽浄土に往生していくのでしょう。
引導を渡してもらいたい方は、どうぞ通照院へ、お越しください。
一緒に、お念仏して、安心して最期まで、すごしましょう!
けいくう
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朝夕に 歓喜感謝のむね晴れて 希望こおどる 無量寿の旅
待てしばし 我も往く身ぞ きよき国 先立つサトリ 道標せよ
(田中木叉上人道詠)