2025年5月25日

<第1035話 深心(その2)>

こんばんは

今日は深心の2回目です。

深心とは、深く信じる心のことと先週書きました。

深く信じるとは、どういうことでしょうか?

普段、私たちが信じるというのは、自分の思い、とらわれ、イメージなどを相手に投影して、相手もこうしてくれるだろうと「信じて」います。

自分が、信じたいように信じている。

例えば、

これだけ好きだから、相手も好きでいてくれるだろう。

とか

これだけ、勉強したから、合格するだろう。

しっかり治療したから、治るだろう。

などと。

しかし、現実は、それが叶うこともあれば、叶わないこともある。

あれだけ、練習をしたのに、試合で負けてしまった。

など。

仏さまを信じるとは、自分の思い通りにならなかったとしても

そこに感謝ができるかどうか?

理不尽な思いをした時、自分の思いが叶わなかったとき、神も仏もいないと天を仰ぎ嘆きたくなることもありますが、、、

そんなときでも

どんなときでも

仏さまを信じていくこと。

それが、深く信じていくということではないでしょうか。

人生、思い通りにいかないことの方が多いです。

そんな時でも、仏さまを信じてお念仏をしてすごしていきましょう。

今週もお元氣で!

けいくう

☆☆

ま心は おこりかねても ただとなえ 称えておれば おこるまごころ

つみのわれ すてず身に添う み親にぞ 叱(しか)らるるかな 護(まも)らるるかな

                          (田中木叉上人道詠)