2025年4月27日

<第1031話 薫風自南来>

こんばんは♪

新緑の中を爽やかな風が吹き抜ける季節になりました。

そういう風を薫る風、薫風(くんぷう)といいます。

唐の文宗皇帝が

人皆厭炎熱 我愛夏日長

人は皆 炎熱を 厭うも 我は夏日の長きを愛す

と、言いました。

人は、灼熱のような暑さに辟易しているけど、私は夏の日が長いのが好きだ。

という意味です。

すると

側で使えている 柳 公権 が

薫風自南来 殿閣生微涼 薫風 南より来る 殿閣 微涼を生ず

薫風が南から吹いてきて、皇帝の屋敷はなんとも涼しくていいですね。

と、言ったところから、「薫風自南来」という言葉が生まれました。

ところが、それが有名になったのは、それから200年ほどして

蘇東坡が

一為居所移   一たび居のために移されて

苦楽永相忘   苦楽 永く相忘れる

願言均此施   願わくは言わん この施しを均しうして

清陰分四方   清陰を四方に分たんことを

皇帝、あなたのところは、涼しいかもしれませんが、下々の民は、その暑さに本当に、苦しんでいるんです。

どうか、あなただけが涼しい顔をしていないで、すべての民のことに清い陰を分けてください。

揶揄したことで、有名になりました。

天の授かりもの

それは、みんなのものであってほしいですよね。

日が照り、風が吹き、雨がふる。

それをよろこべるように、お念仏いたしましょう。

今週もお元氣で!

けいくう

☆☆

みすがたおもう そよ風に 心の庭は 花ふぶき おもいにお慈悲の 

息かよう  とけてとろくる 南無あみだ                  (田中木叉上人道詠)