こんばんは♪
寒い日が続きます。
皆さま、お風邪、大丈夫ですか?
今(2025年1月19日)
お寺の玄関の床の間には、山本空外上人揮毫
「是心是佛」がかかっています。
この心、これ仏。

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昨日(2017年)、おまいりにお伺いしたお宅は、お祖父さまが骨董や書、絵画に
詳しい方で美術商から読み方や時には鑑定の依頼も受けるような方でした。
もちろん毎月、床の間の掛け軸も変わっているのですが、昨日は私が空外上人の弟子だからと空外上人の掛け軸をかけてくださっていました。

皆さま、何と書いてあるか読めますか?
その家の息子さんに「住職さんなら読めますか?」と、尋ねられ
『観無量寿経』の一節だとすぐに見当は付いたのですが、間違ってはいけないので
帰って調べてお返事します、と経典を紐解きました。
ありました「諸佛正徧智海従心想生」という言葉でした。
この中の「従」がわかりませんでした。
(^_^;
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この言葉は『観無量寿経』の第八観に出てくる言葉で大好きな箇所なのです。
『観無量寿経』(以下、『観経』)は阿弥陀仏にお遇いできる方法を説いてある素晴らしい経典です。
先ず、夕陽を拝みなさい。から、はじまって水を観る、大地を観る、、、
と、七つあって八番目に仏さまを観るになります。
仏さまを想うときに仏さまが私たちの心に入ってきてくださる。
だから心に、仏さまを想うときはこの心がすなわち仏さまとなる。
心が仏さまと作(な)りこの心が、仏さまなのです。
と書いてある後に「諸佛正徧智海従心想生」と出てきます。
諸仏の正徧智海は、心に想うことにより生ずるのだ!
正徧智海とは、仏さまのサトリの世界は智慧の海のように、広く大きいということ。
仏さまを想うとその智慧の中で生活できるのです。
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簡単にいうと「自分の心次第」、「受け取る時に、仏さまを想いながら受け取るとそこは極楽世界!」、「幸せは、自分の心が決める」と言えるでしょうか。
(*^_^*)
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その後、『観経』では仏さまを想うのは目を閉じているときもあいている時もずっとですと、説いています。
いつも仏さまと一緒に生活しているとしあわせ!に決まっていますよね。
(*^_^*)
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寒くても、つらくても、さびしくてもアナタは一人ではありません。
いつも心に仏さまを想いましょう!
そして実りある人生を過ごしましょう。
いつ終わりが来るのかわからないのですからまずは、今日の一歩!
お大切に。
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風邪に気をつけて今週もご機嫌よう!
けいくう
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足らぬ自分の力では 越すに越されぬこの峠 まもるお慈悲のみ力で 越されぬままに 越せていく
み親威神のみ力に 強く踏み出すこの一歩 わが忍力ぞ ためしみん 悪戦苦闘 なんのその
(田中木叉上人道詠)
(この文章は2017年1月29日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)