2025年1月12日

<第1019話 工夫する>

こんばんは♪

先週、繰り返しの中に大切なものがある!と書きました。

元旦の朝日は、特別。日本では、特別な日のことをハレの日と呼んでいました。

ハレの日に対しては、ケの日(日常のありふれた日)と言っています。

ハレの日に着るのが、晴れ着。明日の成人式で、新成人の方々が着る着物などです。

それに対して日常の着物は、普段着と言います。

普段は、不断から来ています。ずっと続いているモノ。

繰り返し、、、ですよね。

(*^_^*)

ずっと続ける。工夫。

故 Tさんは、『般若心経』の写経を毎日3巻以上、書くと決めて、5年ぐらいでしょうか?実行されました。毎日3時間以上の写経行です。年間1000巻を超える写経を奉納されました。

そのTさんの書斎に行くと、座るとすぐに写経が出来るようになっていました。

だから、サッと座って、書き出せる。

これが、工夫ですよね。

その前に、仏さまをおもい、感謝する。だから、慣れないで、ずっと続けられる。

すばらしいとおもいました。

環境を整える。

私も、毎朝のおつとめが終わった後、本堂に用意している木刀で素振りをする。そして、黒板を動かして、巻藁をだし、弓矢をとって、弓道の稽古をする。それが、ほぼ日課になっています。

それが、サッとできる環境を整えておくこと。

そうして稽古の前にきちんと礼をして、今、稽古ができることを感謝してから、はじめるのが、繰り返しを丁寧にするコツだとおもっています。

すべてのことに通じますね。何をするにしても合掌・礼拝をして、神仏に感謝してからはじめる。

神仏に捧げるために行うとなると、手を抜いたり、サボったりできなくなりますよね。

そして、喜びを感じるようになってくる。

毎日の所作の中に、祈りを!

これが、繰り返しを丁寧に行うコツだとおもいます。

そうおもわれませんか?

(*^_^*)

今週もご機嫌よう。

けいくう

☆☆

よろこびの 光にあへる こころには ときはの春は のどけかりけり

よろこびの 光のなかに 住みぬれば 寝てもさめても うれしかりけり

                           (弁栄聖者道詠)