2024年7月14日

<第1005話 別時念仏のすすめ>

こんばんは♪

暑い日が続きます。

法然上人のご法語の中に

「ときどき別時の、念仏を修して、心をも、身をも、はげまし、ととのへ、すすむべきなり」と

あります。

念仏には、三種類あって

一つ、平生(へいぜい)念仏。日常の念仏のこと。

二つ、別時念仏。特別な時間と場所を設けてする念仏のこと。

三つ、臨終念仏。最期の時にする念仏。

大切なのは、平生、毎日の念仏なのですが、法然上人は、ときどきは、別時の念仏をしなさいと勧めて下さっています。

それは、「慣れる」からです。

慣れることは、すばらしいことです。

繰り返し、繰り返しすることで、上手になりますし、安心してできますから。

だけど、慣れすぎてしまうと大切なモノを忘れてしまうこともあります。

心を込めてする。

感謝を込めてする。

などです。

ですから

時々は、慣れすぎていないかをチェックして、日々新たな気持ちでものごとに

取り組みましょう。

暑い日が続きます。

コロナも流行っているようです。

どうぞ、ご自愛下さい。

お元気で、ご機嫌よう。

けいくう

☆☆

大慈大悲の ふところに 心うつせば 気もかわり いつしか開く 胸の戸に さすみ光で 道がつく

一年三百、六十五、 にちにち春風 ふく家に ならうなそうの 掌を合わす 人の長所に 目をつけて

                            (田中木叉上人道詠)