2024年6月2日

<再配信版 第56話 無常識のススメ!>

こんばんは♪

水無月となりました。衣替えをして夏の準備ですよね。

通照院のホームページも随時、更新していますのでよろしければご覧下さい。

今月の2分法話は「かっこよさ」です。

かっこいいとは

強さとは

弱さとは

是非、お聴きください。

(*^_^*)

☆☆

今日は父の日が近いのでM幼稚園で父親参観がありました。

そこにお集まりの300名弱のお父さん方にお話をしに行きました。

「常識について」です。

では、問題です。

(*^_^*)

「あなたは、常識を持っておられますか?」

「当たり前だ!」と言われると思いますが、私は常識を持っていません。

(>_<)

そんな非常識なことがありますか?

非常識なことはあります。

  ???  

☆☆

そもそも常識って何ですか?

辞書で引いてみると

常識は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。また、客観的に見て当たり前と思われる行為、その他物事のこと。

対義語は非常識。

社会に適した常識を欠いている場合、社会生活上に支障をきたすことも多い。

社会によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識となることも珍しくない。これは文化摩擦などとして表面化することもある。

客観的にみて当たり前とおもわれる行為!って

すべての人がそれが、いい。とかそれは、ダメ。って意見が一致することでしょう。

そんなことはありえません。

事実、辞書の後半「非常識」の所で社会によって常識は異なるため!って書いてあります。

f^_^;)

常識が異なったら常識にならないでしょう。

(>_<)

私の常識はあなたの非常識。あなたの常識は私の非常識。に、なっているかも知れませんね。

(*^_^*)

常識ってきまったものはないのです。

思い込みがあるだけ。

そうあってほしい。

こういう場面ではこうすべき!という思い込みがあるだけ。

もう一度言います。

常識という決まった形のものは存在しません。日本人の常識は他国の方の非常識。

贈りものをするときに「つまらないものですが、、、」と渡す日本人。

「最高のものを用意しました!」という西洋人。

そう文化や時代が違えば常識は変わるのです。

仏教ではこれを「常」が無い「無常」といいます。

すべては変わるのです。

だから常識では無く非常識でも無い「無常識」を持ちましょう!

そうすると相手の文化を受け入れやすくなります。

相手のとった行動を理解できやすくなります。

もう一つ!今日の講演の題が「当たり前のありがたさ」だったのですが、、、

当たり前(常識)だ!と思うとそれ以上、考えなくなります。

当たり前をありがたい!と受け取れる無常識があると、周りには幸せなことが

いっぱいあることに気づけます。

思い込みが常識を作り、当たり前を作る!考えなくなる!

そして、感謝を忘れる!

  ↓

幸せを感じられない!

常識通りに生きているとこのスパイラルにはまります。

今週は無常識のススメ!

とらわれ(常識)をはずして楽しくいきましょう!

今週もお元氣で!!

ご機嫌よう。

けいくう

☆☆☆

大慈大悲の ふところに 心うつせば 気もかわり 

           いつしか開く 胸の戸に さす み光で 道がつく

一心帰命 うちこみし ナムアミダブツの 端的に

           邪気も邪念も はらわれて 獅子奮迅の 勇気湧く

                           (田中木叉上人道詠)

(この文章は2016年6月5日に送った文章に一部編集を加えた再掲載です)