2022年11月20日

<第978話 じんわり>

こんばんは♪

今日は

今年最後の大きな法要、お十夜法要でした。

そして、今年は通照院で写経をはじめてから、50年。

五十周年記念行事として、山本空外上人の作品展を、行いました。

通照院は、空外寺と呼ばれるぐらい空外上人の作品を数多く所藏しています。

それを三日かけて準備し、観て頂きました。

お越し下さった方、ありがとうございました。

やっと片付けが終わり、もう今日活動する電池が切れそうです。。。

(+_+)

片付けながら、

今月の浄土宗のカレンダーが目に入りました。

「じんわり伝わる あたたかみ」

じんわり、、、

う~ん、良い言葉だなぁ!!

と、

しみじみ。

下に英訳文があるので何て書いているのだろうと

見てみたら

Kindnesses received from others sinks deep into your heart.

と、書いてあります。

他の人から受けた親切は、あなたの心に深く染み込ます。

という感じでしょうか。

じんわり伝わる あたたかみ

似ていると言えば、にているのですが

「じんわり、、、」という日本語の表現がやっぱりいいようにおもいます。

そういった日本語、

他には、例えば

「ふんわり」とか「やんわり」

そこに

押しつけではない

やさしさが、入っています。

いきなり熱いものをさわると

「熱っ!」って、やけどしてしまいますが

じんわりって、そっと毛布を掛けてくれるような

自分に合わせて、ささやかな幸せをくれるような

そんな言葉です。

直接、相手の必要なものを、渡すやさしさもあれば

出来るのに、してあげられることをせずに、見守ってくれるやさしさもある。

「あたたかみ」を伝えるためには

相手のことをおもって、

さりげなくしなければ、

押し付けになってしまうかもですね。

そして

じんわり、、、相手にあたたかみが伝わるためには

まず自分の心が、ほどよいあたたかさで満たされていることが

大事だとおもいます。

これから

寒くなっていきます。

風が冷たくなって、手足は冷えてきますが

こころまで、寒くならないように

手を合わせて、仏さまをおもいましょう。

仏さまがそっと、私の心を包んで、温めてくださいます。

そのあたたかみが、アナタの周りの人に、

じんわり、伝わっていくでしょう。

今週もお元気で!

ご機嫌よう。

けいくう

☆☆

あたたかき 慈悲のあかるさ にぎやかさ 照りもかえさぬ わがくらしさえ

小さきは 小さきながら おみなえし 日をなつかしむ 秋の野末に

                  (田中木叉上人道詠)