こんばんは♪
朝夕涼しくなり、過ごしやすくなりました。
もう10月も終わりですね。
毎年近くの小学2年生が、町探検で通照院に訪ねてきます。
コロナで中止になって、2年ほど、音沙汰がなかったのですが、今年は質問のお手紙が届きました。
こんな感じで、お返事しました。
<かすみがおか小学校 2年生の皆さまへ>
1.通照院には、どのくらいの広さで、どんなものや道具がありますか?
通照院は、かすみがおか学校の運動場ぐらいの広さです。
本堂やお墓があります。あみだ仏さまやかんのんぼさつさま、じぞうぼさつさま、みろくぼさつさまなどがまつってあります。 仏さまやぼさつさまによろこんでもらえるように、お香やお花・お灯明をおそなえする道具や、おつとめに使う木魚や太鼓や鐘などの楽器もあります。
2.通照院には、何人の人が働いていますか?
お坊さんは、二人です。法要など、大きなおつとめのときは、五,六人のお坊さんが来ます。
お掃除をしてくれる方は、五人ぐらいいます。
3.通照院には、どんな人が何をしにきますか?
自分の人生を見つめる人が心の修行にきたり、悩んでいる人が仏さまを拝みに来たり、大切な家族や友達を見送った人が亡くなられた方をしのぶために、手をあわしにきます。
4.通照院は、いつ建てられたのですか?
5.通照院がこの場所に建てられたのは、どうしてですか?
通照院は、今から約350年前、江戸時代に京都の知恩院(ちおんいん)という大きなお寺の一つとして、建てられました。
そして舞子の場所でも、仏さまの教え特にお念仏を広めるために、100年ほど前の昭和5年に、今の場所に移されました。
6.通照院で働いていて、難しいことや大変なこと、うれしかったことはどんなことですか?
お寺をいつもきれいにお掃除することは大変です。それから、亡くなった方のおつとめをすることは、お坊さんも悲しいおもいをしますので、大変です。だけど、悲しいおもいをした方が再び元気になって笑ってくれたり、悩んでいる方が、スッキリした顔になられるのを見ることは、うれしいことです。
☆☆
子ども達にお返事を書くのは、何か難しいですね。
(+_+)
この間、読んだ本に書いてあったのですが、、、
小学校の児童に
「なぜ交通ルールを守らないといけませんか?」
と、質問されたら
どう答えますか?
ルールは、守らなければならない!
守るものだから!
みんな守っているから!
と言っても、
それで、児童が守るようには、ならないとおもうのです。
または
ルールを守らないと逮捕されて、刑務所に入らないといけませんよ!
と、こわがらせたり、おどしたりすると
守るかもしれませんが、、、
心から、納得しませんよね。
または
やさしく解説しようと試みて
それは、道路交通法っていう法律があって、その法律を守ることで、道路における危険防止や交通の安全、交通の円滑を図るからだよ!
と、言っても児童には理解が難しいですよね。
???
では
こんな答えはどうでしょうか?
あるお巡りさんが言っていましたよ!
こないだ空き巣を捕まえた時、その空き巣に「どうしてこの町でドロボウをしようと決めたんですか?」と尋ねたら
「ドロボウが狙うのは、子どもが自転車の二人乗りをしているのよく見る町だ!」
というのです。
子ども達が交通ルールを守らないのは、大人たちがあまり注意しない町だから。
ドロボウをしやすい環境だとおもう。
逆に、子ども達がよく挨拶する町やきちんと交通ルールを守っている町は
地域の人が自分たちの住んでいる環境に関心が高いから
「顔を覚えられそうで、悪いことがしにくい!」と言っていましたよ、と。
みんなが、きちんと交通ルールを守ることが、この町にドロボウさんが来ない安全な町にしているのです。
こう子どもに説明すると
自分もこの町の役に立っている!
と、子供がおもい
交通ルールをみんな守る町は、ステキな町だ!
自分たちの住んでいるところも素晴らしい町にしようと
子どもがおもうことで、
ちゃんと守れるようになるとおもうのです。
むしろ交通ルールを守っていない大人を注意してくれるかもしれません。
(>_<)
☆☆
自分がしていることに
自分で意義を見出せると
行動が変わってくる。
普段していることを
何となくするのではなく、
なぜ?と
自分に問いかけてみませんか?
そこに、生き甲斐が生まれるように思います。
自分も、自分の周りの人も、自分の住んでいる町も、大切にするようにおもいます。
いかがしょう。
(*^_^*)
今週も
お元気で!
ご機嫌よう。
けいくう
☆ ☆
見る人もなき 岩陰に つつましく咲く ひな菊の
花一輪に あめつちの さかえあらわす 日本ばれ
よろこびをみる よろこびに まさるよろこび またとなき
人と人との あいにこそ 幸福の花 かはかおれ
(田中木叉上人道詠)