2022年10月23日

<第974話 7つのカメラ>

こんばんは♪

今日の法話では、カメラを何台持っていますか?

という話をしました。

皆さまは、何台、カメラを持っていますか?

って、聞かれると

私なら

えっと

今は、携帯についているでしょう!

デジカメと

一眼レフと

ビデオカメラと

4台かな、、、

だけど

デジカメ、ビデオ

使わなくなりましたね。

ぜんぶ、携帯一台で済んでしまいますから。

今の携帯、とても便利です。

だから

1台でいいです!

と、答えてしまいそうです。

(+_+)

今日、お話したいのは

そういうことではなくて

TVとかで、

1カメさん

2カメさん

3カメさん

とか、いろいろな角度で

同じスタジオを撮っているでしょう。

そのカメラのことです。

これは、以前、地球村の高木善之先生から

お聞きした話(1カメから5カメ)に少し付け加えているのですが

1カメは、自分の目でどう見ているか。

これは、自分の思い込みが邪魔して事実をありのまま見れていない。

自分の見たいものだけを、見たいように見ているカメラです。

これが、トラブルや勘違いのもとになることが多いです。

2カメは、相手の目にはどう映っているのか?相手がどう感じているのか?

小学校の時、習いましたでしょう?

相手の立場になって考えましょう、って。

これ、実際にはすごく難しいことです。友達や仲間、恋人、家族と何かを一緒にするなかで、違いに気づき、よくケンカしたりします。

ですが、この自分とは違う意見、物の見方をする人を尊重・尊敬することができたら、自分の器も大きくなり、トラブルも減るとおもいます。

3カメは、客観的に見るカメラ。第三者の視点に立って、その物事をみるカメラです。岡目八目といいますよね。実際に対局している二人より、上から見ている人の方が、好手を見つけられる。当事者は、なかなか感情に飲み込まれて、冷静な判断ができないもの。それを少し距離を置いて、見ることができれば、解決の糸口がつかめることもあります。

距離は、時間を空けて、再度問題に向き合うということも言えます。

社長や先生、グループのリーダーに、必要なカメラです。

4カメ・5カメは

時間軸を前や先に延ばしてみるカメラです。

過去、どういう対処をしてきたのか。

未来を想像し、どうしていったらいいのか。

そして

6カメは、

自分自身の内側を見るカメラ。

表面的な意識の部分だけでなく、無意識の領域を見ていくカメラ。

このカメラ、すごく欲しいです。

7カメは、仏さまや神さま視点のカメラ。

仏さまや神さまの視点から、物事を見ることができたら、、、

コノ世界は、どう見えているのか。

いつか、見てみたいものです。

2カメ

相手の立場に立って見る視点。

言葉でいうほど、簡単ではないのですが、、、

是非、使いこなせるようになりたいカメラです。

これは、旅立った人のおもいを感じる上でも非常に大切なカメラです。

ついつい

私は、1カメばかりを使いすぎて、自分勝手、独りよがり、損得計算の生活をしてしまいますが、、、

生きている人も、亡くなった方々も、自分にご縁のあった多くの人が応援してくれていることに気づけば、見える景色が変わってくるとおもうのです。

自分のいのち、身体、大切にするとおもうのです。

1カメばかりではなく、2カメから7カメまで

使えるように、精進したいとおもっています。

それには、自分との違いを学んでいくこと。

皆さま

いろいろと教えて下さい。

よろしくお願いします。

けいくう

☆☆

  くせずきし 心の縛り いつ解けん 我とわが気を もてあます我

  せむる理の 勝てば逆ろう 人ごころ 譲りてなごむ 春風の家

  察し合い よろこばせ合い 折れ合いて 合わぬ性分 合わす合掌

                           (田中木叉上人道詠)