2022年9月25日

<第970話 一番早いもの>

こんばんは♪

今日の神戸は、さわやかな秋晴れの一日でした。

無事に、秋の彼岸法要をつとめさせてもらいました。

先日の台風や今回の大雨で被害を受けられた方、お見舞い申し上げます。

今は、ネットワーク網が発達していって、世界中の情報が瞬時に手元にやってくるようになりました。すごい時代です。

何かにつけて、どんどんスピードが上がっています。

今日は、早いものについて書いてみたいとおもいます。

次のものを早いもの順に並べてみて下さい。

ロケット

音の速さ

大谷翔平選手の160km/hのストレート

チーター

新幹線

弾丸

地球の自転

光の速さ

どうでしょう。。。

  (考え中)

もちろん一番早いのは、

秒速30万kmで進む光の速さです。

(*^_^*)

案外、知られていませんが

地球の自転速度、とっても早いです。

音の速さ340m/secとどっちが早いとおもいますか?

!(^^)!

ちなみに音速は、気温15度ぐらいでの速度ですが、

これを定義したエルンスト・マッハ博士の名前から

音速をマッハというようになりました。

正解は

1.光

2.ロケット(30km/sec)

3.地球の自転(463m/sec)

4.音の速さ(340m/sec)

5.弾丸(333m/sec)

6.ストレート(44m/sec)

7.チーター(30m/sec)

です。

ダントツで、光の早さですね!

ですが

早さについて小学生と話していたときに

ある女の子がこう言いました。

「一番早いのは、私の<想い>です。なぜかというと、私の大好きなお祖母ちゃんは、仏さまのところに往ったけれど、私がお祖母ちゃんのことを想うと、すぐにお祖母ちゃんのところに届くから!!」と。

すばらしいです!

(*^_^*)

思考力(想い)

想像力

を早さに換算したら

光より早くなる!!

すごいですね。

秋のお彼岸は、明日が結願です。

つまり明日までが、お彼岸です。

お彼岸は、昼の長さと夜の長さが、同じになります。

昼が、こちらの岸(此岸):生の世界。

夜が、あちらの岸(彼岸):死の世界。

と、します。

引き潮になると、海に道ができて離れ島まで渡れるところがあります。

同じような感じで

彼岸中は

この生と死の世界の橋が架かって、往き来しやすくなる一週間です。

きっと旅立った愛する人達が、お盆と同様に、こちらの岸に来てくれているはず。

それ故に、手を合わせ、想いを馳せて、亡き方を偲び・身近に感じる一週間。

お彼岸は、インド仏教や中国仏教にはない、日本仏教の特徴です。

すばらしい日本の伝統です。

☆☆

私たちの想いは、光よりも何よりも早くて、宇宙空間よりも何よりも大きい。

亡き方との想い出を、自由に想像し、今どうしておられるかを考え、

今もなお、共に生きてくれていることを感じられること。

それが、見守って下さっているということです。

大切な人に想いを飛ばした瞬間!

アナタの横に来てくれますよ!

大丈夫!

さびしくないように、と!

これからは

だんだんと夜が長くなってきます。

夜、眠れないときなど

さびくなることがあるかもしれません。

そういうときこそ、

手を合わせて、お念仏をしましょう!

お身体、気をつけて。

ご機嫌よう!

けいくう

☆☆

  念に染む みすがた通し 姿なき み光われを 照らすみ姿

  み名を呼ぶ 声に心が乗せられて 呼ぶたび通う 慈悲のふところ

  称うれば 声にお慈悲の息かよう み名よりひらく 信心の華

                  (田中木叉上人道詠)