こんばんは♪
台風14号が、来ています。
今の時点では、神戸では雨が降っていませんが
全国で、被害が少ないように念じています。
暴風雨が来るとなると
人や動物は、安全な場所に避難することができます。
しかし、地面に根を張っている樹木・草木は、逃げることができません。
ただ、耐えるだけ。
そして、耐えきれなければ、投げ倒されてしまう。
その風雨に耐える姿を映像で見ても、何か感動してしまいます。
人は、二本の足があるから逃げることができる。
時には、起こってきた艱難辛苦に対して、その足をグッと踏ん張って、耐えることも必要だと教えられているようです。
☆
生物の進化史上、植物が海から、陸にあがり、そして両生類が陸に上がってきた。
だから、もともとは、4足歩行をしていたとおもうのです。
そして、いつの頃からか2足歩行をするようになり、2本の手を使うようになった。
脳が発達し、考えて道具を創り出し、霊長類の頂点に人間が上り詰めた。
しかし、二足歩行になってから、腰が痛い、膝が痛いと病気も増え、難産になったり、考えるから悩みも起こってきた。
もともと4本で、支えていた身体を2本で支えるのだから、躓(つまず)いたら転ぶのも当然のこと。夜、布団に寝転び四肢を伸ばすと、なんとも言えない安心感を感じるのは、本来の姿勢に近い安堵感から来るのではないかとおもう。
何かに躓き、倒れて、大地に両手を突いたら、一種の屈辱感を味わうが、その奥には安堵感も得られるのではないか。
今日は、怖かったら、逃げてもいい。
腰が引けて、躓いて、転んでもいい。
誰だって、いつかは何かでつまずくものだから、と伝えたい。
病気をしたり、愛する人と別れたり、ケンカをしたり、仕事を失敗したり、試験に落ちたり、、、
人は何かで
四つん這いにさせられ、ぶざまな姿をさらすこともある。
それも何回も何回も。
(+_+)
だけど
這いつくばらないと見えない景色もあると思うのです。
その景色を経験したら「よっこらしょ!」と
立ち上がればいい。
今まで、人類はそうしてきたのだから、、、
これからも、そうするだけ。
(*^_^*)
僕の周りにも、躓いて、立ち上がり、躓いて、立ち上がり、、、
の方、沢山おられます。。。
(>_<)
すぐわかります。
だって躓いて、立ち上がった方の顔は、安心感を与えてくれて、美男・美女というのに関係なく、いい顔をされているから。
躓いたことで、人間が深くなっている証拠です。
人生、いつかは困難に遭う、躓く、這いつくばる。
それをおそれる必要はないとおもう。
躓いて、しばらくは寝っ転がっている時もあるだろう。
だけど気がつけば、(仏さまの命を受けて)周りにいる誰かが手を差し延べてくださることに気づく。
そしたら、立ち上がったらいい。
スキーやスノボーをされる方はよくおわかりだとおもうけど、
こけるのを恐れていると、上手にならない。
私も何かとよく失敗する。
躓いて、こける。
だけど、周りの人に助けてもらって、ここまで来ている。
中には、何の挫折も無く、人生を過ごされる方もおられるでしょうが、、、
躓いたあと、どう立ち上がったかを教えてもらうときほど、感動をもらえることがないことをおもうとき、、、
人生は、つまずくもの。
と、おもって、こけるのも楽しみながら、過ごしたいとおもう。
かと言って、ワザとこけてケガをしないようにしましょう。
(*^_^*)
今週もお元気で。
ご機嫌よう。
けいくう
☆☆
貪欲瞋恚(どんよくしんに) 煩悩の 水攻め 火攻め 日暮らしを
またかまたかと涙する 大悲のむねや いかならん
まもる御慈悲に うしろむけ 親を離れし みどり子が
縁から落ちて 血ににじむ すがたや罪の わがすがた
(田中木叉上人道詠)