2022年6月5日

<第954話 鬱陶しい>

こんばんは♪

六月に入りました。

もうすぐ、梅雨の季節ですね。

梅の雨、、、

梅といえば、今日お昼から、お寺の梅の木から実を収穫しました。

お寺には紅梅と白梅の2本あるのですが、結構実がなります。

梅の木って、枝が結構、とがっていて、手にひっかかるんです。

小さい擦り傷を作りながら、30kgほど、収穫しました。

これが、梅干しや梅ジュースになるのが楽しみです。

(*^_^*)

ですが、

この時期から

食べ物は、いたみやすくなりますし

ジメジメと鬱陶しくなります。

梅雨の雨がないと

田んぼに水が張れないので、雨は必要ではありますが、

曇天・雨天が続くと

ついつい

鬱陶しいと感じてしまいます。

この「鬱陶しい」と言うのは、

「鬱陶:心が晴れないさま」に

形容詞の「しい」とつけて「鬱陶しい」。

「心が晴れないな」

それが「雲が覆って空が晴れないな」

「この梅雨の時期は晴れないから鬱陶しいな」

というふうに言われています。

心が晴れないのは、いろんな要因があると思いますけれど、

人付き合いが大きいと思います。

人は人との関わり合いの中で生きていますが、

一生懸命あなたのためにしているのに、一生懸命すぎて逆に迷惑がられたりとか。

ちょっと距離を置いておこうと思って連絡しなければ、冷たい人だと言われてしまったりとか、本当に難しいです。

こうして

人と人との関わりで無意識に傷つけたり、傷つけられたりします。

私のことをこんなに傷つけたあなたは許せないと、相手のことを思う人もありますけれども、その間、相手のことに自分のエネルギーと時間を使っています。

それは、もったいなくはないですか?

自分に与えられた時間。自分の幸せのために使う。

だからパッと手放して相手を許したほうが、自分の人生豊かになるように思います。

そう簡単に許せることではないですけど、理屈はそうでしょう。。。

どうしても許せないという気持ちは、お寺にお参りして、仏さまに預けに来てください。

今月の浄土宗のカレンダーの言葉

称えるうちに 雲 晴れて

です。

すべてを阿弥陀さまにおまかせできたら

心の空は、雲が晴れて、すっかり青空、気持ちよくすごせそうです。

今週も

お元気で!

ご機嫌よう!

☆☆

  わるいが悪い ところにも 無理もない点 きっとある

    相手の身にも なってみて 大きくいきる おもいやり

  山は青青 日はうらら 田には漫々 慈悲の水

    秋はみのらん 無量寿を うたえ南無阿弥 田植歌

                    (田中木叉上人道詠)