こんばんは♪
19日の夜は、皆既月食をご覧になりましたか?
私は、残念ながら、通夜をおつとめしていて、最後、満月に戻る前を少しだけ見ることが出来ました。
お月さまは、私たちが生きていることに大きく関係していますが
壮大な天体ショー、多くの方が「すごいなぁ~!」と夜空を見上げていたとおもいます。
お月さまを見上げている時には、クヨクヨしたり、焦ったり、怒ったり、不安になったりしている人は、居られなかったのではないでしょうか。
宇宙が見せてくれる景色は、人間の小さな感情を超えて、やさしく心に話しかけてくれるようだとおもいます。
(*^_^*)
たまには、夕陽を見たり、空を見上げることも大切ですね。
(*^_^*)
☆☆
今日は、今年最後の法要、お十夜法要でした。
このお十夜法要が終わると、一年の終わりを感じ、ホッとするのと少し寂しさを感じます。
秋も深まり、山々も、紅葉してきています。
ウラを見せ オモテを見せて 散るもみじ
良寛禅師
そよそよと吹く風に、ハラハラと散るもみじ葉や
もみじが敷きつめられた絨毯の景色は、なんともいえず風情があります。
あるお寺の掲示板に
仏さまは そのまま
私は わがまま
というのがありました。
(>_<)
人には、ウラを見せたくないもの。
オモテばかりを取り繕って、生きている人もいます。
それをワガママというのかも。
生きていると
オモテばかりではなく、 ウラもあります。
良いことばかりではなく、悪いこともある。
上手く隠しているつもりでも、ウラから見れば、すぐにばれてしまうもの。
子は親の背中を見て、育つといいますから。
(>_<。)
だけど
このウラというのは、決して、自分の人生の悪い面、辛い面だけのことを
言うのではないとおもうのです。
目に見える世界がオモテだとすると
ウラは目に見えない世界。
そこには、ご先祖さまや親・先生・友達などなどの
「おかげさま」があります。
ウラとは、おかげさまのこと。
わがままが強いと、そのウラの世界が見えないままですごしてしまうのです。
自分勝手のエゴの世界から、仏さまの世界へ行くためには
ウラをみて おかげを感じて 散るわたし
と、人生を生きていきたいです。
自分勝手
ワガママと向き合う
一人ひとりの人生にとって
その人だけの
大きな大きな課題です。
人と比べることなく、自分のわがままに向き合って
実りのある自分の人生を生きましょう!
寒くなってきます。
お身体に気をつけて
ご機嫌よう!
けいくう
☆☆
乗せられし 弘誓(ぐぜい)の舟に 三昧の 月見る窓を あけん秋の夜
散れば散り 散らねば散らぬ ままによぶ よぶうち通い くるぞみ心
(田中木叉上人道詠)