2021年10月10日

<第920話 無二的人間形成>

こんばんは♪

エスニックジョークって

ご存じですか?

国民性を表すジョークですが、、、

有名ですが

「豪華客船のジョーク」を紹介します。

タイタニックのような豪華客船に

いろいろな国の方が乗っていて

沈没しそうになりました。

しかし、救助ボートの数が足りません。

そこで、船長は

海に飛び込んでくださいと、声をかけます。

アメリカ人には、

「飛び込めばヒーローになれますよ」

私は、ヒーローになります! ドボン!!

ロシア人には、

「海にウォッカのビンが流れていますよ」

もちろん、飲む! ドボン!

イタリア人には

「海で美女が泳いでいますよ」

ドボン!

フランス人には

「決して海には飛び込まないで下さい」

あまのじゃくですから、、、ドボン!!

イギリス人には

「紳士はこういう時に海に飛び込むものです」

私は、紳士です。 ドボン!

ドイツ人には

「規則ですので海に飛び込んでください」

ルールなら仕方ない。 ドボン!

中国人には

「おいしい食材(魚)が泳いでますよ」

食べたい! ドボン!

さて、日本人には、何と言ったでしょう???

   ↓

   ↓

  (考え中)

   ↓

   ↓

「みなさま、飛び込まれていますよ!」

あ~そうなの! ドボン(笑)

韓国人には

「日本人はもう飛び込みましたよ」

ドボン!

おまけ

関西人には

「阪神が優勝しましたよ!」

ドボン!!

☆☆

なかなか国民性があらわれていますでしょう!

(笑)

日本人は、「個」よりも「和」を大切にしますから。

「皆さんと同じようにする」

それは、すばらしいことなのですが、、、

空外上人が

おっしゃっていました。

茶席に入ったとき

お床を拝見する。

その時に、掛け軸や生け花をみて

「結構ですね~!」と言われる。

そこで

空外上人は、「何が結構なのですか?どこに感心しましたか?」

聞かれると

たいてい

「前の人がそう言われていましたから、、、、」

(笑)

一応、お稽古でそう言うように習います。

礼儀としても正しいので

それが、いけないことではないのですが、

わからないで、言っていることが多くありませんか?

(>_<)

空外上人は、「結構です!」というのには、言うだけの理由がある。

それをきちんと見ないといけないというのです。

例えば

掛け軸を見た時に

この紙でなければ出せない、かすれやにじみを出しているか?

墨の選択は、これでいいのか?

筆はどんな筆を使って書いたのか?

紙・墨・筆の三者が、どう生かされているかを拝見する。

そして、その生かし合わさった「妙」を結構ですね~と感心するのです、と。

これをきちんと見れるのは、なかなか難しいです。

私はまだまだです。ぜんぜん、わかりません。

(>_<。)

空外上人の字を読み下すだけで、精一杯です。

しかし、以前、円い紙に「無二的人間形成」と空外上人が書かれた時

この紙にこういう風に字を収めると「紙が生きる!」とおっしゃったのです。

(もちろん、墨も筆も、、、)

試しに、自分も円い紙に「無二的人間形成」と書いてみました。

ぜんぜん、おさまりが悪いのです。。。

見られたものではなかったです。

空外上人の字は、ずっと見ていられます。

しかも感動しながら、、、

空外上人のすごさを、まざまざと感じました。

人であれ、ものであれ、相手を生かすと、

相手が喜んで輝く!

その喜びが、自分の心を動かして、感動する!

では

相手を生かすためには、、、

どうしたらいいのでしょう?

☆☆

自分がこうしたいというこだわりやわがままを、また自分のエゴを限りなくゼロに近づけることです。

近づければ近づけるほど

「相手を生かせる!」ことになるのです。

仏教の言霊では「無自性(むじしょう)」と言います。

簡単にいうと「おかげさま」です。

そこに、自分の偉さがない世界です。

自分がしてやった。

とか

自分ってすごいだろう!という気持ち

ないのです。

相手を生かして、自分も生かせてもらうのが

無二的人間の生き方。

わがままで、エゴだらけの啓空ですが、、、

師匠 空外上人に、少しでも近づきたいとおもっています。

今週もお元気で!

けいくう

☆☆

  みさかえを 日々にあらわす よろこびの 職務(つとめ)いそいそ 舞う蝶のごと

  とらわれず 信ずる通り 最善を つくせし夕べ 感謝のどかに

                     (田中木叉上人道詠)