こんばんは♪
9月になりました。
今月もよろしくお願いします。
朝夕涼しくなり
夜になると
虫の声が聞こえだし
秋の気配が感じられるようになりました。
未だ兵庫県は、緊急事態宣言の最中で
あまり移動ができません。
お盆のお参りが終わっても、どこに旅行などにも行くことがなく、、、
そんな中、ささやかな楽しみは、近所のスーパー銭湯に行くことでした。
そこで、露天風呂に入っていると
小学校3年生ぐらいの男の子とお父さんが
入ってきました。
子「お父さん、あの橋は何て言うの?
父「明石海峡大橋や!」
子「いつできたん?」
父「知らん!自分で調べろ!」
(*^_^*)
この「知らん!自分で調べろ!」が口癖みたいで、お父さんは連呼するんです。
それが、なんとも面白くて、クスッとなっていました。
父「う~ん、たぶん30年前ぐらいや!」
(正式には、平成8年完成、平成10年から一般車両通行なので、20年ちょっとです)
子「それは、平成やね」
父「そや!」
子「では、平成の前は何?」
父「昭和や!」
子「その前は?」
父「大正、それから明治や!」
子「では、明治の前は?」
父「う~ん、知らん! そや江戸時代や!!」
(*^_^*)
急に、元号と時代が混ざってしまいました。
皆さまは、ご存じですか?
「明治の前?」
そう「慶應」です。
ちなみに、
その前は「元治、文久、万延、安政、嘉永、弘化、天保、、、」とさかのぼっていき
飛鳥時代の「大化」まで行きます。
令和は、248個目の元号です。
☆☆
子「なんか、明治の前の江戸時代って、何か違うんちゃう?」
父「う~ん、知らん!自分で調べろ!」
この「知らん!」というのは、子どもにとって良いと思うんですね。
へんに、知ったかぶりをするよりは。
そして、自分で調べるクセがつけば、情報を鵜呑みにせず、自分の考えをきちんともてる子になるような気がします。すでに、結構しっかりしていましたけど、、、。
(*^_^*)
子「まぁ、ええわ!では、江戸の前は?」
父「う~ん、知らん!う~ん、そうや カマクラや!」
(+_+)
エライ飛びましたね。。。
(私の心の声)
(笑)
父「カマクラいうたら、小さい家のことも言うんやで!」
確かに、字は同じです。
(私の心の声)
(笑)
子「ほんま?!」
父「自分で、調べろ!」
子「では、カマクラの前は?」
父「う~ん、知らん、カマクラが最初や!」
きっと答えるのが、面倒くさくなってきたな!
(私の心の声)
(笑)
☆☆
知らないことを「知らん!」というのは、ある意味、すばらしいなぁとおもいます。
あのお父さんは、たまたま歴史の勉強には興味がなかっただけかもしれません。
何にせよ、子どもにとっては、大好きなお父さんなのでしょうね。
そんなお父さんと夏休み、楽しくお風呂に入った想い出は、彼の宝物の一つになるとおもいます。
お風呂とともに、心までホッコリできた時間でした。
生きていく上で、大切なことは
何が正解かは、「わからないんです!」
だから、自分のオモイもそれにこだわりすぎず
知らないものは、知らないと言い
そして
わからないからこそ、敬意を払い、謙虚に生きていくことをしていこうとおもいました。
一緒に露天風呂にいてくれたお父さんと息子さん、ありがとう!
あの日のお風呂は、僕にとっても
楽しいささやかな夏の想い出となりました。
僕もこれから
「う~ん、知らん!自分で調べろ!」そして「仏さまに任せろ!」と
言ってきたいとおもいます。
今週も読んでいただき、ありがとうございました。
来週まで、ご機嫌よう!
けいくう
☆☆
成り行きの 奥に導く 慈悲のみ手 良かれ悪しかれ やがて良くなる
成り行きは 聖旨(みむね)に任せ いさぎよく つとむる日々の この気強さよ
(田中木叉上人道詠)