こんばんは♪
今は、お日さまがまだお空にあるので
こんにちは!
かな。
今日は、お昼から青空が広がり、気持ちよくすごせました。
朝のおつとめで、法然上人のご法語を拝読していますが
今日は、後編の第27章。
「転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)」でした。
人が受ける病気等の業報に、決定業と不定業があります。
簡単に言うと、
決定業とは、どんなことをしていても逃れられなくて、理不尽であろうと必然的になってしまう病気。
先天性の病気とか、子どもさんのガンとか、、、です。
不定業とは、注意していれば避けられる病気。甘い物取り過ぎとか、お酒飲みすぎとか、タバコ吸い過ぎとかが原因でなる病気です。
そして、今、法然上人が言っているのは、前者の決定業についてです。
病気になったと相談に来られても、祈ることですべて治ったり、死ななくなったりはしない。
だけど、念仏をしていれば、「転重軽受」と言って、重く受けるべき病を軽く受けることができるというのです。
これは、例えば、母が年末に胃の調子が悪くなって、食べれなくなった。検査をしていただくと、胃潰瘍だったのですが、、、
体調が思わしくない中、毎朝の本堂のおつとめに参加しているから、本当は胃ガンになるところを胃潰瘍で済ませてもらった。
というのとは、違います。
(>_<)
重く受けるべき病を軽く受けるとは、
たとえ胃ガンと診断をいただいても、そこで胃ガンに感謝できるかどうか、です。
どうして私がガンにならないといけないの。。。
どうして、、、
ガンが憎い、、、
ガンと闘う、、、
自分はもうダメだ、、、
というのが、重く受けている様子です。
それが、軽くなるというのは
私でよかった。。。
とか
ガンになったおかげで、逢える人も増え、医療従事者の方々のやさしさに包まれ、
感謝です。。。
ガンのおかげで、大切なことに気がつけた!
と
病気になったおかげを感じながら、生活が出来ていくということです。
健康にも感謝!
病気にも感謝!
祈りの中で、
仏さまは
私たちの心の器を少しずつ、すこ~しずつ大きくしてくださっているのです。
心の器が大きくなってくると、重いものも軽く受け止められます。
これが
重く受けるべき病を軽く受ける「転重軽受」です。
☆
今、ご病気で苦しい思いをなさっている方、なかなかそんなきれい事
思えませんよ!とおもわれるかもしれませんが、、、
病気をしている私の身体には、やはり感謝・労いのオモイをかけてあげると、
命のありがたさ、尊さがじわぁ~と感じられて、今のままで(治っていなくても)
幸せを感じられてくるとおもうのです。
重く感じていると、どんどん気持ちも沈んでいってしまいます。
祈りを捧げて、命に感謝して、すべてを仏さまにおまかせして
過ごすように、心がけましょう。
☆
まずは、感謝から。
感謝から愛が生まれ、その愛があふれると、命が輝く。
キラキラとした顔になる。
周りの人にも笑顔が広がる。
幸せにつつまれる!
まずは、感謝からはじめましょう。
今週もご機嫌よう。
けいくう
☆☆
お慈悲の中に いさぎよく つとめしつかれ こころよき 感謝に心 満ちたらい やすむお慈悲の ひざの上
またとなき日の 今日の日ぞ わが永遠の わかれみち 歓喜みなぎる 身をささげ いざやつとめん このひと日
(田中木叉上人道詠)