2021年6月20日

<第904話 心の灯火>

こんばんは♪

明日は、夏至ですね。

一年の前半が終わり、後半へ切り替わる時

日が一番長く、今まで登ってきた道を今度は下っていきます。

楽しく下っていきたいなぁとおもいます。

緊急事態宣言も今日で終わり、だんだんとコロナ禍も収束していくことを

願っています。

☆☆

三具足(みつぐそく)と言って

仏さまにお供えする三つの大切なもの。

それは、お香・お光・お花 です。

五具足になると

香1・光2・花2となります。

その中で

お光について。

一般的には、ロウソクの火です。

私たちの心は

無明・暗闇だと言われています。

そこに仏さまの光を頂いて

歩む道を照らしてもらうのです。

どんなに心が暗くても、それは長年ずっと暗くても

少しでもヒビが入って、光が入れば、明るくなります。

そうすると

光に向かって進めるのです。

もう20年ぐらい前になりますが、セドナというアメリカ・アリゾナ州の町で、毎年念仏会をしていました。

施設の一番上の集会所で、念仏会が終わると真っ暗、、、

懐中電灯で、足もとを照らしながら、自分の部屋を目指して帰っているつもりが、誰かが部屋にいて、明かりが漏れているところに引き寄せられるように、行ってしまい、全然違う部屋にたどり着いたという経験があります。

(>_<。)

やはり光に、引き寄せられますね。

今は、コロナで暗い中を彷徨っている方もおられるかもしれません。

しかし

希望の光が見えると

そこに向かって、進んでいけます。

どんな時も心に仏さまの光をいただいて

進んでいきましょう!

今日の念仏会で佳奈尼が

念仏は、誰でもいつでも、どこでもできる行だから

すごくいいと思っていたけど

いざ、称えていると、実は一番難しい行ではないかとおもえてくる。

入信時は、楽しいばかりだけど、、、

行が進んでくると、心の中の雑念が気になって、気になって、、、

ちゃんとお念仏ができていない気がする。

と、言っていました。

それで、いいんです!

(*^_^*)

雑念が起こったら、すぐ念仏し、心を仏さまに戻す。

雑念が起こったら、すぐ念仏し、心を仏さまに戻す。

この繰り返しの中で、だんだんと仏さまが恋しくなってきます。

雑念が起こることがダメなのではなく、それも自然なこと。

続けていれば、いつか気にならなくなります。

その時に大切なのが、仏さまの光を忘れないようにすること。

仏さまは、いつも私たちを照らしてくださって、導いて下さっているから。

心に灯火を照らし

どうぞ

今週も光のくらしを!

ご機嫌よう!

けいくう

☆☆

  大慈大悲を やどさねば 世の憂き雲が 気にかかる 心の空に 気をはらす 大慈大悲の おんすがた

  十方界に 照る月を 枝がさえぎる 松の影 黒きも月の えがく色 たのもしいかな 無量光

                                          (田中木叉上人道詠)