こんばんは♪
今日は、小雨のち曇り空の神戸です。
今日は、安心の話です。
安心、ふつうは、「あんしん」と読みます。
仏教読みでは「あんじん」となります。
違い、わかりますか?
そう。
「し」が、清音か濁音の違い。
点々が、あるかないかです。
これって
大きな違いです。
例えば
ハゲにケなし
ハケにケあり
とか、言うでしょう。
(笑)
あんしんは、不安や心配から来るんです。
リストラの対象になりそうだったけど
なんとか持ちこたえた「安心」
テスト、うまく行かなかったけど
なんとか合格した「安心」
健康診断で、再検査だったけど
何もなかった「安心」
子どもが無事に帰ってきた
「安心」
火災や地震保険に加入した「安心」
「あんしん」の前には、心配、心をいろいろなところに配り、それがちゃんと回収できた時に「よかった」という気持ちになることです。
それに対して
「あんじん」は、自分の心を仏さまの懐の中に「安置」することです。
そうすると心は、「安定」します。
「安定」すると「安楽」=極楽の生活になります。
心を仏さまに預けてしまって、ど~んと座っているイメージです。
何があっても
大丈夫。
病気になっても大丈夫。
究極、死んでも大丈夫です!
「あんしん」は、いろいろ心を配って、オロオロする感じ。
病気になったら、どうしよう?
一方、
「あんじん」は、病気になっても、病気にならないと気づかないおかげを感じて、それをしっかり受け入れて生きていく生き方ができます。
そのために念仏をする。
ナムは、おまかせします。
阿弥陀仏に、どうぞ私の心を預けます。
そして、お守りください。お導きください。
と手を合わす。
それが、安楽・極楽の生活です。
貪りや愚かさ、怒りのために、心配して、オロオロしているのと
大きな違いがありますよね。
今週も
「あんじん」の生き方を!
心を仏さまに安置して、心を安定させて、安楽生活をすごしましょう。
ご機嫌よう!
けいくう
☆☆
みほとけの 楽しき園は ほかならず 念仏(ねぶつ)さまやの ゆかのなかにぞ
照る月を 己が心に すみぬれば くらき路(みち)には 迷わざりけり
阿弥陀仏の こころをおのが こころとし 底ひもなく かぎりもなし
(弁栄聖者道詠)