2021年2月28日

<第888話 とけた!>

こんばんは♪

今日で2月も終わり。

早いですね。

昨日は、満月、幻想的でとても美しかったです。

今朝は、少し冷えていましたが、

今年は、寒かったのか、暖冬だったのかよくわからない冬でした。

しかし、例年になく、氷がよくはっていました。

一番冷えたときは、手水鉢(ちょうずばち)の水が、厚く凍っていました。

では、突然ですが問題です。

(*^_^*)

氷が溶けると、何になりますか? 

答え「水」。 

と習いますが、

「春」と答えた子供がいる、と。有名な話ですね。

だけど、本当に、すばらしい答えです。

では、とけるものは、他に何がありますか? 

雪  

アイスクリーム 

チョコレート  

金属    

などなど他にも、いっぱいあるとおもいます。

では、とけるのは、なぜですか?

熱を加えたから!

そう、春になり、お日さまの光が強くなって、あたたかくなり、熱が加わることでとけます。

ところで、目に見えないものもとけますよね? 何がありますか?

心!

気持ち!

うん。

そうです!

別の言葉でいうと

わだかまり!

誤解!

こだわり!

思い込み!

そう、心の固さとも言えるこれらものもとけます。

やっと誤解がとけた、というように。

物質は、太陽の光と熱が高くなればとけます。

心の固さがとけるのは、仏さまの光と熱が必要です。

神仏に祈るということは、心に温かさと明るさをいただくこと。

そうして、春になって大地いっぱいに花が咲くように、心も春になれば、

花が咲き誇ります。咲は、「咲う」と書くと「わらう」と読みます。

今のように「笑う」が使われる前に使われていた字です。

つまり、心の花が咲くとは、人が笑顔になるということ。

仏さまに手を合わせ。心は春の日のようにあたたかく、笑顔の日びをすごしましょう。

今日の問題も、無事に、とけましたね!

(*^_^*)

今週もお元気で!

けいくう

☆☆

すさぶ時雨(しぐれ)の 夜はあけて 梅が香かおる 慈悲の庭 旭にむねの むすぼれも とけてうれしい 春の雪

おじひみちくる 潮風に やみのむら雲 はれわたり 金波銀波の 無辺際 のぼるあさひの 霊天地      (田中木叉上人道詠)