2021年1月1日

<第880話 お年玉>

皆さま

2021年(令和3年)

あけましておめでとうございます。

今年も、みなさまのしあわせを念じております。

お正月といえば、お年玉です。

皆さま、もらえましたか?

あげましたか?でしょうかね。。。

今、如来さまからお年玉をもらったと想像して

ポチ袋をあけて

中身をそっと見てみてください。

なんと1万円札が入っているではないですか!

この1万円で、何を買いますか?

☆☆

その前に

ここで、問題です。

この1万円の原価は、いくらでしょうか?

ちなみに

1円玉 → 1.8円

5円玉 → 2.3円

10円玉→ 3.6円

50円玉→ 8.7円

100円玉→ 15.3円

500円玉→ 64.5円

です。

そしていよいよお札です。

1,000円札 →10.4円

5,000円札 →19.5円

10,000円札 → 25.5円

です!

1枚25.5円で印刷された一万円札。

一万円札そのものには、30円の価値もありません。

1円玉は、1.8円の価値があります。1円玉を作れば作るほど、赤字になりますね。

(>_<。)

30円ほどの1万円札ですが

今、それを持っていてお店に行くと、随分いろいろなものが買えます。

すばらしい価値があります。

だけど、お店に持っていって使わなければ、また使える環境が変われば(外国に行くとか、30年前にさかのぼるとか)、その価値は無きにも等しくなります。

今の日本の社会の中では、円に対する信頼という付加価値が付き、30円が1万円になっていますが、その状況が変われば、1万円でパン1個も買えないかも知れません。かと言って1万円を食べてもお腹はふくれません。。。

使える場所で、使える時に使ってその価値が生きる。

お金ってそういうものですよね。

如来さまからのお年玉の中身は

1万円ではなくて、「いのち」です。

このいのち、一見、価値がないようにも見えて「自分のことをゴミのように扱うかたもあります」が。

このいのちの価値は、比べることのできない、かけがえのない大切なものだということを忘れてはいけないとおもうのです。

☆☆

先月、お財布にカードを入れるというお話をしました。

その話を弟子の佳奈尼が聴いて、阿弥陀さまカードを作りました。

そのカードのウラに今年の抱負や、自分の人生の目的を書いて入れておくと

すごいご利益があります。

希望者は、お寺にありますので、取りに来て下さい。

(*^_^*)

お念仏は、私の人生に無くてはならないもの。そのすばらしさは、無限大です。

お念仏が、すばらしいのを知っていても、称えなければ、その価値は、ゼロに近いです。お金を使うのと同じように、お念仏を称えましょう。

そうすると、その恵みは、私たちの身と心にしみこんできます。

お念仏は、何処でも、いつの時代でも、有効です。

誰でも称えられます。

こんなすばらしい宝物にご縁があるのに、使わない手はないですよね。

今年は、どんどんお念仏を称えましょう。

コロナの影響で、社会がどう変化していくかは誰にもわかりません。

ですが、どんな社会になっても、お念仏の尊さは、変わりません。

たとえ、コノ世を卒業することがあったとしても、アノ世でも有効です。

そんなすばらしい宝物を持っているんです。

自分の価値はゼロに近いと感じている人でも、お念仏が加われば、その価値は長者番付に名を連ねている人よりすばらしくなるのです。

さぁ、寒い、暑い、楽しい、苦しい、いろいろ今年もやって来ますが

お念仏を離さずに、仏さまと二人三脚で、進んで行きましょう!

今年も、メルマガ「光明を放つ言霊」とのお付き合い

どうぞよろしくお願いします。

また、年始の挨拶をしてくださった方、ありがとうございます。このメルマガをもちまして、私からの年始の挨拶とさせていただきます。

 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏       合掌

けいくう

☆☆

 大みひかりに 目覚めたる かがやく心 ほとりなく 十方界に すきとおる いつもかわらぬ 生きどうし

 生ける天地に 合掌し 念(おもい)をはこぶ 心霊界 端厳微妙なつかしき 大悲のミオヤ 見そなわす

                       (田中 木叉上人 道詠)