こんばんは♪
梅雨、真っ只中ですね。
昔は、雨によって黴(かび)が生えやすくなることから「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたこともあります。感じ(漢字)が良くないので「黴」を「梅」に変えて「梅雨」としたという説もあります。
いづれにしても、湿気が多く、怠いくん病になりやすいですし、食べ物にも、健康にも気をつけましょう。
今日は、日曜日法の集いで、法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)について話ました。
法蔵菩薩が、願いをもって修行をして、阿弥陀さまになられたと『無量寿経』に説かれています。
その願いとは、48もあります。
その最初の4つを今日、お話したのですが、
1番目は、コノ世の人が地獄・餓鬼・畜生の生活をしない世界になりますように。
2番目は、アノ世に往っても、地獄道・餓鬼道・畜生道に落ちないように。
地獄の苦しみ、今でしたら借金苦とかいじめや暴力に苦しめられる生活です。
餓鬼の苦しみ、食べ物が食べれない、欲しい、欲しいの生活です。
畜生の苦しみ、腹を立てて、ケンカに明け暮れる生活です。
そういった生活を人々が、しないで仲良く楽しく暮らしていく世を作りたい、と。
3番目は、阿弥陀さまの国の住人は、みんな金色をしていている。肌の色に関係なく、輝やける世界なりますように。
4番目は、背が高い、低い、痩せている、太っているなどがなく、それぞれが楽しくすごす世界になりますように。
こうした願いからはじまります。
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先月25日、ミネソタ州ミネアポリスで起こったジョージ・フロイドさんの事件に端を発して、差別撤廃のデモが起こっています。
それに関連した話として
1968年にキング牧師が殺害された後、ジェーン・エリオット先生が子ども達に、差別を考えさせる授業をしました。「青い目と茶色い目」(The Eye of the Storm)。
子ども達は最初は無邪気にやってみると言いましたが、青い目と茶色い目のグループに分かれて初日は、青い目が優れている。だから、茶色い目のグループは、遊具を使って遊んではダメとか給食をお代わりしてはダメとか。いかに茶色い目の子がダメかを先生が指摘します。
そして二日目は、一転、茶色い目のグループが優れていて、青い目のグループが制約を受けます。
そこで、子ども達は、差別する側、される側の気持ちを学びます。
とても斬新で、思い切った授業をされたとおもいますが、そこから多くの学びを得ることができました。
よろしければ、ご覧下さい。
☆☆
なぜ、差別が起こるのでしょう。
子ども達を2つのグループに分けた瞬間、今まで仲の良かったクラスに溝ができて、社会の縮図が出来上がりました。
どこの社会にも、差別がありますね。
どうしてでしょう???
相手より優位に立ちたい、、、
どうしてでしょう???
支配されたくない、、、
(支配したい)
うーん
結局、自分がいいおもいをしたい
楽をしたい
自分の都合から来ているような気がします。
そうなんです。
何だかんだと言っても
結局は
自分がどう生きるか! に尽きるとおもうのです。
☆☆
お金がすべてではない!と言われますが、やはり今の社会を生きていく上では、お金は大事です。
しかし、むやみやたらにお金持ちになるというのではなく、何に使うかでその人の人間性が表れるとおもうのです。
自分が楽をするためだけに使うのも自由ですが、お金があれば、いろいろと人の役に立てるのです。
そう 自分がどう生きるか、どういう心で生きるのか!
地獄・餓鬼・畜生の心で生きるのではなく、人間として生きましょう!
それが、法蔵菩薩の最初の願いです。
自分の都合ではなく、仏さまの願いに沿って生きる!
自分の住む世界は、仏さまの世界に近づけて、明るく、楽しく、仲良く生きたいです。
だから
自分が周りの人にどれだけ役に立てるか! 喜んでもらえるか! を心がけています。
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どんな小さな社会でも、その中に全体の縮図があります。
だから自分がすることは、大きな夢や願いをもって目の前の小さな一歩に心を込めること。
さぁ、今日は今日の一歩をしっかりと歩みましょう。
今日も一歩、明日も一歩、一歩一歩の積み重ねが、私の人生。アナタの人生です。
勇気が出ない? 大丈夫、大丈夫! だってアナタの後ろから、そっと仏さまが後押ししてくださっていますから。
今週もお元気で、ご機嫌よう!!
けいくう
小さくも 巣立つ羽ばたき 見よ今に 天かける日の 金色の空
成り行きは みむねにまかせ いさぎよく つとむる日々の この気強さよ
(田中木叉上人道詠)
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☆おまけ☆
今日のお話もyou tubeにアップ予定です。
よろしければ、ご覧下さい。