こんばんは♪
昨日からゴールデンウィーク ではなく
ステイホームウィークがはじまりましたね。 楽しくお過ごしですか?
☆☆
中学生になると 算数が数学になります。
何が変わりますか?
えっ、同じではないの? という声も聞こえてきそうですが
違います。
算数は、計算のやり方を学びます。
3人乗っているバスに5人乗りました。バスは、何人になりましたか?
3+5=8 8人 というように。
それで、計算がきちんと出来るようになったら、数学の登場です。
中1のはじめに出てくるのが、マイナスくんです。
3 + (-5)= -2 もしくは 3 - 5 = -2
という式です。
リンゴが3個あります。それを5人の人が1個ずつ食べました。残りは、何個ですか?
みたいな感じでしょうか。実際には、3個のリンゴを半分ずつにして、ジャンケンに勝った人がそれを2個食べようとするでしょうけど。。。
マイナスの世界への入り口です。
☆☆
この世の中は陰陽でなりたっています。仏教的にいうと空即是色の世界です。
陰(マイナス)・空の方が先です。
マイナスの世界は、目に見えません。
だけどプラスの世界を大きく包んで、存在しているようにおもいます。
そして
マイナスの世界こそ、振り子の世界。
マイナスには
今までのことをバーンとひっくり返す力があるのです。
↑
これが、今日一番伝えたいことです。
マイナスを掛けると、プラスのものはマイナスに変わります。
しかし
マイナスのものに、マイナスを掛けるとプラスに転じます。
なぜマイナス×マイナスは、プラスになりますか?
なんてことを考えて頂けたら、マイナスの世界の重要性もワカッテいただけるとおもいます。
(証明は簡単にできますので、一例を☆おまけ☆に書きます)
☆
現実世界で、マイナスのものにマイナスをかけるためには
マイナスの世界、目に見えない世界をつかまないとプラスに転じられません。
コロナの影響(マイナス)に、目に見えない世界のことがわかると
大きなプラスに転じられるのです。
目に見えない世界への入り口は、「祈り」です。
空即是色の世界は、「空(目に見えないもの)は、すなわち色(姿形のあるもの)」
と漢字で表現されていますが、インド語では、「空でなければ色でない」と書いてあります。
☆☆
算数は、単なる計算のやり方を習います。
そこから
数学になると、想像力を働かせ、目に見えない世界も目に見える数式で表せるようになります。具体的な目に見える世界を扱うので、そこでつまずく生徒もいますが、なぜマイナスを学ぶ必要があるのかを先生が、はじめにしっかり教えてあげてほしいです。
マイナスの世界、目に見えない世界を見える練習をすることから
想像力をはたらかせて、見えない世界が見えるようになってきます。
相手の心をおもいやれる、おもいやり力が育ってきます。
自分を支えてくれている「おかげさま」を感じられるようになっていきます。
コロナの影響(マイナス)に、目に見えない世界のことを掛け合わせて、必ず大きなプラスに転じていきましょう。
ステイホームウィークを
工夫して
楽しく、明るく、健やかに
すごしましょう!
今週もお元気で!
けいくう
☆☆
光さし 見なおす意味に 湧く歓喜 打ちかつ不幸ぞ 幸福のもと
なりゆきの 奥に導く 慈悲のみ手 よかれあしかれ やげてよくなる
(田中木叉上人道詠)
ご意見やメルマガへのご意見・ご感想お待ちしております。
☆おまけ1☆
今日の法話です。
「勇気をもって」 講師:啓空住職
よろしければお聴きください。
(*^_^*)
↓ ↓ ↓
☆おまけ2☆
マイナス×マイナスは、なぜプラスになるか?
たとえば、こんな感じで証明できます。
-1×3=-3
-1×2=-2
-1×1=-1
-1×0=0
-1×(-1)=1
-1×(-2)=2
かける数字が一ずつ小さくなると、解は1ずつ大きくなっていきます。
だから-1×(-1)=1 となります。
他にも、分配の法則a(b+c)=ab+bc を用いて証明することもできますよ。