2020年4月12日

<第842話 自らを信じる>

こんにちは♪

スーパームーン

キレイでしたね。

夜桜とともに

見とれました。

☆☆

日本も

非常事態宣言が発令されて

自宅待機の方が

多いとおもいます。

今日は

日曜写経会で

善導大師の

『往生禮讚』の中の

「初夜礼讃」にある

「自信偈」について

お話しました。

「自信教人信

(じしんきょうにんしん)

難中転更難

(なんちゅうてんきょうなん)

大悲伝普化

(だいひでんぶぅけ)

真成報佛恩」

(しんじょうほうぶっとん)

自らが信じていることを

人に信じてもらえるように

教えることは

難しいことの中でも

とりわけ難しいことです。

仏さまの大悲の心を

広く伝えること

本当の意味で

仏さまの恩に報いることになるのです。

という偈文です。

ここで

一番大切なのは

自分を信じるということです。

自分を信じるとは

自分は

どうしようもない愚かなものだなぁ。

ということを

自覚するということ。

こういうと

ちょっと

抵抗がある方があるかもしれませんが

今のままの自分で

最高だと信じることです。

ややもすれば

今の自分ではダメで

もっと

○○ができなければ、、、

今の自分を認められない方もあると

おもいます。

今のままの

自分でいいんだ!

信じることです。

私は、すばらしい!

アナタも、すばらしい!

です。

そして

二つ目には

そんな私でも

お念仏で

仏さまに救いとっても

もらえるということを

信じるのです。

(*^_^*)

念仏を称える人は

仏さまから

信頼されているのです!!

言ってもいい。

武士が

心がけていたことは

「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、

下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、

私欲を忌み、公正を尊び、

富貴よりも名誉を以て貴しとなす」

と、言われています。

主君(神仏でも可)に、忠を尽くす。天の声を聴く。

親に孝行する。親に感謝しているか? 親に心配をかけていないか。

自らを厳しく節制すること!

ガマンできていますか?

(これが難しいですよね。ツイツイと甘やかせてしまいます)

子供、後輩に、おもいやりの心を持って接する。

敵にも、あわれみをかける。

自分勝手を慎む。

正々堂々と胸を張って生きる。

富よりも

名に恥じない生き方をする。

これが

武士の心得です。

「君に忠」が

出来ていれば

天から

「任せたよ!」という声が

きこえたら

人が見ていようと

見ていまいと

きちんと

しなければいけない!と

背筋が伸びるとおもいます。

日本は

非常事態宣言で

いわゆる

ロックダウンをしません。

ですが

ロックダウンは

外から強制をかけて

規制すること。

しかし

日本人は

武士道の精神を

持ち合わせていますから

内から

人に迷惑をかけてはいけない!

自分が感染することも

避けたいが

それ以上に

自分の周りの人に

迷惑をかけては

いけない!

強くおもって

強制されなくても

守ります。

海外から来日された方が

日本人の礼儀正しさ

街の綺麗さに

驚かれますから。

そう

今こそ

「和」の心を

世界に示しなさい、と

天から言われているように

おもうのです。

☆☆

ありのままの自分をみつめ

そして

認め。

仏さまを

信じ

仏さまから

まかせたよ!

言ってもらっていることを

忘れず

日々の生活を

気をつけて

このコロナの状況を

一日も早く

終わらせるように

進んでまいりましょう。

今朝のお話でも

簡単にそのことを

申しましたが

から

見て頂けます。

また

先週の一言法話も

から

ご覧頂けます。

よろしければ

どうぞ。

今週も

自宅で

楽しく過ごしましょう!

けいくう

☆☆

定めなき世に

捨てられて

よるべなぎさに

おもいきや

落ちしは慈悲の

船の中

捨てぬ誓いの

ひざの上

散りし花びら

追わんより

出る月またん

向き変えて

今の苦楽は

はしご段

はしごのぼれば

月見宴

(田中木叉上人道詠)