先日、ある方が東京からお越しになられました。
その方は40年以上前にお子さまに先立たれ、
お骨をお寺に預けたという記憶だけがあったそうです。
若かったし、バタバタしてしまい、パニックになってしまい、
その時の様子をきちんと覚えておられなかったようです。
私も住職になる前だったので、過去の記録を調べてみたところ、
きちんと観音さまのところにご納骨をされていました。
そのことをお伝えすると、その方は観音さまにお参りされ、
「本当に安心しました」と、ほろほろ涙を流されました。
亡き方がきちっとお弔いできているということ。
これは遺された者にとって本当に大事なことだと実感いたしました。
今月は春のお彼岸。
あなたの大切な方が仏さまの所に往かれている、
そのことに思いを寄せる月でもあります。
大切な方に想いを寄せ、いつの日か私が旅立っていった時、
お浄土で再会できる楽しみを胸にして、
悲しみに打ちひしがれている方も頑張って過ごしていきましょう。
今月17日は春の彼岸法要です。
他の日曜日も念仏会を予定しております。
どうぞご参集ください。