「12月」は「師走」とも言います。
お坊さんや先生が走り回る月という意味ですが、
お坊さんが走り回るということは、お葬式が多いですね。
お葬式を終えたあと、小さいお子さんが参列されていると、尋ねることがあります。
亡くなったおばあちゃんはどうなったんでしょう。
死んだ後、みなさんどうなると思いますか?
誰も死んでいないですから、本当のところはわかりません。
けれども、昔から死んだ方は、お星さまになると言われています。
死んだおばあちゃんはどの星だろうなあ、と夜空を見上げることがあると思います。
12月は、冬至に向かって夜がだんだんと長くなっていきます。
つまり、夜空が長く見れるということです。
皆さんの大切な方は、どこかのお星さまになっておられると思いますし、
たくさんのご先祖方がおられるので、夜空に瞬く星を見たときに、
私は多くの先祖たちに守られて、今こうしているんだなということを感じていただけると思います。
寒くなって、夜外に出るのがつらくなりますが、
夜空を見上げて、星を見て、ご先祖さまに守られている私たちを感じましょう。
今月も日曜日ごとにお念仏会をしております。
どうぞお参りください。お待ち申し上げます。