3月は卒業、旅立ちの月、また春のお彼岸の月です。
去年から人生を卒業されて、旅だって行かれる方がなぜか多いのです。
ですが、お念仏をなさっておられる方の御旅たちの顔は輝いていて、
とても尊く、ありがたいものです。
法然上人は
「臨終に際して大概の悪いことは起こらない。
仏さまがどんな亡くなり方であってもきちんと迎えに来てくださるので、安心していなさい。」
というふうに言ってくださっています。
旅立って行かれる方は、最後まで日常の生活ができることを望んでおられます。
特別なことではなくて、朝起きたら家族とおはようと言って、
一緒にご飯を食べて、そういったことを最後までしたいと願う。
亡くなった後でもその方が望んでおられることを、家族にちゃんと伝えることを願う。
そうすると亡くなった後も繋がりは深くなっていきます。
お念仏をしていてありがたいことは、お亡くなりになった方とまた再会できるということです。
日常のお念仏を通して、このありがたい臨終を経験できるということ、とても素晴らしいことだと思っております。
本月も、日曜日ごとにお念仏会を予定しております。
3月19日は春のお彼岸法要です。
だんだんと暖かくなってまいります。
どうぞ奮ってご参集ください。
お待ち申し上げます。