2022年10月更新

それぞれの役割

こんにちは、2022年10月のお話です。
もう10月ですね。
お彼岸過ぎから、朝夕は風が涼しくなって、ずいぶんと過ごしやすくなりました。
いい季節ですね。

こうして毎月お話しさせていただいていますと、ある方から、住職さんはお寺の顔ですね、というふうに言っていただいたことがあります。
ある意味、私はお葬式や法事やいろいろな行事を表立っていたしますので、その顔とも言えますけども、顔だけでは全ての行事をこなすことができないんです。

お寺に来ていただきますと、綺麗に掃除されていますね、と言ってくださいます。
いろいろな方がお掃除をしてくださる。それから、お花をきれいにお供えしたり、果物をお供えしたり、そうしたみなさんの協力があって、一つのことが出来上がっていくんです。
私が顔だとすると、手に当たる人、足に当たる人、いろんな方がおられて、そして成り立っています。
顔が良くて足がダメ、ということではないです。単にさせていただく役割が違う、ということです。
私は足の裏だから、そのことに誇りを持てばいいと思います。

足の裏の良いこと、何かあるかな、と思いましたら、
やっぱり一番地面にしっかりと踏ん張って土台から支えてくださるということ。
そしてこれから寒くなる季節、お風呂に一番に入れる、ということではないでしょうか。

今月も日曜日ごとにお念仏会をいたします。25日には、秋の一日別時会を予定しています。
どうぞ奮ってご参集ください。