貧しい時代の話です。
お母さんが子供を連れて、畑の中を歩いていると、白菜がたくさんなっていました。
お母さんはその白菜を1つ持って帰って、今日の晩ごはんにできたらな〜と思いました。
本当はいけないことなのですが、子供に「誰も来ないように見張っておいてください。」と言って
白菜を取ろうとしました。
そして、子供に聞きました。
「誰も見てないかい?」
すると、子供は言いました。
「誰も見てない。だけどお月様が見てる。」
その言葉を聞いて、お母さんはハッとしました。
やっぱり悪いことはやめよう。
誰も見ていなくても、ちゃんと仏さまは見ておられるんだ。
そうなんです。仏さまはいつも見てくださっています。
私の声を、聞いてくださっています。
私の想いを、知ってくださっています。
だから、さみしくないのです。
私たちはいつも、仏さまに見守ってもらって今日の日を過ごしています。
ですから、安心して穏やかに今月も暮らしましょう。
今月は春のお彼岸のお月です。
第3日曜日が法要です。
また、毎週日曜日は7時から念仏会をしております。
どうぞふるって仏さまにお会いしに来てください。
お待ちしています。