先日「お母さんが施設に入ることになり、家を引き払うので住職さん来てください。
床の間の掛け軸や客間にかかっていた扁額とかをあげます。」というお家がありました。
「いらないんですか?」と聞いたら、
「もうマンションにはそういう床の間がないんです。
だからこれをもらっても粗末になってはいけないので、お寺でまたお使いください。」
とのことで、いただいて帰りました。
皆様のお家には、床の間がありますか?
最近、床の間があるお家は少なくなりました。
どうしてでしょう。
床の間は、一見無駄なスペースに見えます。
けれど、そこに季節の花を生けたり、大切な掛け軸や香合や
美しいものを置くと、こころが潤うのです。
無駄なスペースに見えますが、心を豊かにするスペースです。
祈りを捧げるというのも、
祈っていて何になるんですかという方もおられますけども、
そうした神様や仏様に祈りを捧げるという時間が、心を豊かにしてくれるのです。
目に見えることばかりではなく、一見無駄に見える時間、場所にもきちんと意味があり、
それが心を豊かにするということを、お知りおきください。
今月も毎週日曜日、お念仏会を致します。
どうぞふるってお参りください。
お待ち申し上げます。