2021年12月更新

後世に示す生き様

もう師走ですね。今年も終わりが見えてきました。
この時期になると、人生の終わりを考える方も多いのではないでしょうか。
「終活」という言葉もよく耳に致します。

法然がお弟子に質問されました。

「最澄は比叡山、空海は高野山というふうに遺跡(ゆいせき)があります。
 法然上人、あなたの遺跡はどこですか?」

それに対して、法然上人は、
「私の遺跡はありません。お念仏を唱えるとことが私の遺跡です。」というふうにお答えになりました。
すごくかっこいいと思います。

法然上人が一生涯かけて、お念仏の教えを日本中に広められた。
そこが「私の遺跡」だと。

何を残すかより、何を願って、どのように生きてきたか、
その生き様が後世に伝わっていくと思います。

あなたは何を残しますか?
何をして、どういう生き様を後世の人に示しますか?

そういうことを、年末に向けて考えてみてはいかがでしょうか?

今月も日曜日ごとのお念仏会を予定しております。
お寒いですけれど、どうぞふるってご参集ください。
お待ち申し上げます。