2019年9月更新

「芯」をもって生きる

私たちには、仏さまに捧げる、大切な3つのものがあります。

一つ目は「お香」。二つ目は「お光」。三つ目は「お花」。
この3つを「三具足(みつぐそく)」といいます。
今回はその中の「お光:お灯明」についてお話致します。

私たちの心は「無明:明かりがない:真っ暗闇だ」と言われます。

真っ暗闇で、どこに歩いて行っていいのかわからなくなって、
座り込んで「え〜ん」と泣いている人がいます。
大切な人を失って、生きる希望がなくなって、
なかなか次の一歩が踏み出せない人もいます。

そういう時に、お灯明を灯すと、
仏さまの方を向いて、また歩けいていけるようにしていただけるのです。

ロウソクを灯す上で、大切なことは「芯がある」ということです。
「ロウ」がたくさんあったとしても、「芯」がなければ灯りはつかないのです。

私たちの体をロウソクの「ロウ」だとすると、その「芯」は何ですか?

お父さん、お母さん、ご先祖方から脈々と続いている命も「芯」です。
そして「芯:心の持ち方」です。

何を大切にして、どのように生きていくのか。
それが私たちの「芯」となります。
それを探しに、お寺にお越しになりませんか。

今月も毎週日曜日「お念仏会」をしております。
また、22日は「秋のお彼岸法要」です。
どうぞお参りください。