2018年5月更新

「五月蠅い」とは

こんにちは。2018年5月のお話です。

「五月」に「蠅」という漢字をつけて、
何と読むかご存知ですか。

「五月」の「蠅」、「サツキバエ」でしょうか?
ちょっと違います。

「五月」の「蠅」と書いて「うるさい」と読みます。

「心」を意味する「うら」という言葉。
その「うら」が変化して「うる」となり、
それに、せまいを意味する「さし(狭し)」がついて「うるさし」。

「うるさし」は、心がせまい状態。
心がいっぱいいっぱいになっている状態のことを言います。

ですから「うるさいな〜」と感じたときは、
自分の心がせまくなっているんだなと思ってください。

それを広げるにはどうしたらよいか、
手を合わせて、仏さまにおまかせして祈るしかないと思うのです。

そうすると、五月になってブンブン飛んでくるハエも
一緒になって手を合わせ、あなたのことを拝んでくれるでしょう。

拝むとあなたの心が広くなって、許容量が増えて、
みんなと仲良く生活していけると思います。

今月も毎週日曜日、お念仏会がございます。

いい季節です。
新緑の風に包まれて、どうぞお寺まで足をお運びください。
お待ちしております。