2017年11月更新

「板に付く」お念仏を

このホームページのお話も20回を越え、ようやく板についてきました。

「板に付く」という言葉は、もともと舞台の板間のことを言っています。
役者が経験と稽古を積んで、舞台に馴染んできて、
舞台晴れをしてくることを「板に付く」と申します。

僧侶では「薫修(くんじゅう)」と申します。

住職さんが近くにくると、お線香の香りがする。
常日頃、お線香に接していますから、その香りが身に染み付いているんです。

そのように師匠の教え、仏道を歩む上で、
修行をしてくると、そのことが身につく。
それを「薫修」と申します。

「板に付く」も「薫修」も、1日2日では出せません。
毎日、毎日、少しずつでも稽古を続け、修行を続け、そして身についてくるのです。

お念仏も同じです。
忘れずに毎日唱えましょう。

今月も日曜日ごとにお念仏会を致します。
また、第3日曜日は、今年最後の法要「十夜法要」を予定しています。
みなさまふるってご参加ください。
お待ちしております。