2017年8月更新

「只今(ただいま)」に生きる

連日暑いですね。汗をいっぱいかいています。
8月は、学校もお休みですし、会社の方もお盆休みになり、
いろいろなところへ旅行に出かけたり、
家族とゆっくりお過ごしになる方が多いのではないでしょうか。

「お盆休み」と言うように、8月は「お盆」。
ご先祖方が、私たちのところに帰ってきてくださる期間です。

人は帰ってきた時に、何と言いますか?
「ただいま〜!」と言いますね。
この「只今(ただいま)」という言葉は、とてもいい言葉だと思うのです。

私たちは「今」にしか生きていられません。
過去にも戻ることはできませんし、未来にも行けません。
私たちが生きていられるのは「只今(ただいま)」。
「今」の瞬間だけです。

それを忘れてしまって、
どこか遠くに行って、帰ってきた時にだけ「ただいま」と言っていませんか。

私たちの人生が終わると、仏さまが待つ浄土に往生していきます。
そのときには、本当の意味で「ただいま」と帰っていきますけれども、
生きているあいだは、どこにいても「只今(ただいま)」です。

自分の心をしっかりと見つめ、地に足をつけて、
「只今(ただいま)」という人生を歩んで参りましょう。