7月のことを「文月」といいます。
七夕には、短冊に願い事を書きます。
また、字が上達するようにお習字を稽古したり、
大切な人、愛おしい人に、心を込めて手紙を書く。
「文月」とは、そういう月なのです。
「書は心の絵」という言葉があります。
あなたがどういう字を書くかで、あなたの心の状態がわかるといいますから、
しっかりと練習したいですね。
漢字は中国から伝わり、筆で書かれていました。
筆は先がやわらかいため、文字は上から下に書くようになっているのです。
ところが、明治以降、西洋の文明が入ってきて、横文字を目にする機会が多くなりました。
今ではコンピューターの画面をはじめ、いろいろなことが横文字で書かれています。
ですが、漢字本来の姿は、タテ書きが美しいように思うのです。
日本語のすごいところは、
タテにも、左から右にも、古くは右から左にも、
自由自在に書けるところです。
人生もいろいろです。
タテ書きの人生。ヨコ書きの人生。
何があなたを一番活かせる道なのか。
ちょっと立ち止まって、胸に手を当てて考えられると、楽になるかもしれません。
今月も毎週日曜日にお念仏会を開催しております。
どうぞお参りください。