2017年7月更新

奥村 美智子(おくむら みちこ)様

「よい種を蒔くこと」

子どもの頃、母に連れられて、近所にあった「生長の家」に何度かうかがいました。
子供だった私にとっては、お話を聞くというより、帰りにいただくお菓子が楽しみだったように思います。
何もわからないままに手を合わせ、雪の中を母と帰ったことが思い出されます。

舅さんが亡くなったことがきっかけで、通照院とのご縁をいただき、前住職、現住職に御導きをいただいたおかげで、
山本空外上人、河波昌上人をはじめ、諸先生方のご指導を受ける貴重な機会に恵まれ、
私の心の奥にあった仏性が少しずつ芽吹いて、もっと拝聴したい、お聴きしたいと、ひき込まれるように足が向いて、三十年余り経ちました。

今になって、子どもの頃、母が種まきをしてくれていたのだと気づきました。
いい種を蒔かなければ、美しい花も、見事な実もなりません。
光友の先輩方が、ご自身の読まれている本に線を引き、手本を見せてくださる善行にあやかり、
仏さまのみ教えを一層と輝いたものとして頂戴させていただいているのも同じ「種まき」なのだと感謝しています。

私は一人でいるのではなく、その前に父母が、さらにその前には祖父母へとつながっています。
今、私がつながりの最先端にいますが、それはこの先もずっと続いていくのです。

だからこそ、いい種を蒔いておこう。
次世代を清らかな心、健やかな身体で世界中が平和でありますように念じよう。
一人でも多くの光友との輪を広げ、気づきが早く訪れるよう、語り合っていこうと思っています。

先日、姪が「通っている美容室の先生から、いいCDがあるから聞きますかと言われ、見せてもらったら、通照院の住職の話でビックリした」と感動して電話をくれました。
住職がなさっている毎週日曜日の念仏会、寺小屋活動など、今後の益々の活躍を期待しています。

啓空より〜

ご主人さまとともに、お寺にお越しくださり始めて間もなく、私が住職に就任しました。
それからは、お寺の役員としてご助力いただき、折りにふれて、実の両親のように、かわいがってくださり、応援してくださっています。

ご夫婦そろってのお人柄のよさに、周りの光友たちは、とても清々しく、お寺での活動を一緒に、喜んでおられます。
お寺には、なくてはならない、お二人です。

お身体にお気をつけられて、ご無理のないよう、お過ごしくださいませ。

奥村 美智子さま