2021年7月更新

あんじん

今月は「安心(あんじん)」と題してお話致します。

一般には「あんしん」と「し」を濁らせずに言います。
「あんしん」と「あんじん」どこが違うのでしょうか?

「あんしん」というのは、先に心を配る、心配、不安があります。
「病院に検査に行って、病気かな〜と思っていたけれど、何もなかった。安心した。」という風に使います。

一方「あんじん」とは、私の心、思いを仏さまに預けてしまいます。
仏さまの中に、私の思いを安置する。
そうしたら、安定します。

心はどんなことがあっても安定していると「安楽」。
安らかに楽しみを感じて、生きていけます。

それがお念仏の中で、できていくのです。

お念仏をするとは、
「南無」で、仏さまに「どうぞよろしくお願いします」とすべてをお預けしてしまい、
「阿弥陀仏」で、起こったことをそのまま受け取る器を自分に用意してくれるということです。

だから、どんなことがあっても「南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏」と
自分の心を仏さまに預けて、何があっても大丈夫と過ごして参りましょう。

今月も日曜日ごとに「お念仏会」を予定しております。
どうぞふるってご参集ください。
お待ち申し上げます。